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Walking Cascade

2016 / Walking Cascade 2016 /

鉄、ビデオフィルム、容器、ベル、紙、木、モーター、他
 

《Walking Cascade》は、身体とデジタル・メディアの記録による行為と鑑賞の交換に介入する試みである。新たに考案された舞台では、滝に見立ててビデオテープのフィルムがまわり続ける。滝が持つ二つの要素、流れ落ちる時の水の反射と流れ落ちた後の沈殿をネットワークにおける情報の拡散と累積に喩えた。
 

ここでは日本の六斉念仏踊り(ろくさいねんぶつおどり)に着想を得たパフォーマンスが行われる。六斉念仏踊りは、仏教を伝承するために身振りがつくられた最も古い試みの一つである。現在では各家の前で精霊供養のために踊られ、関西地方の農村を中心に分布するこの民俗芸能の伝承、芸態は地域により異なるが、例えば、太鼓、鉦(かね)、笛などと共に少人数で一晩中踊り続けられていたようだ。
 
オル太のパフォーマンスではビデオカメラやスマートフォン、ベルやリール、プラスチックなどで新たに作られた楽器と自身の声による念仏が奏でられ、舞いが展開する。念仏には5つの言葉《stream of waterーtravelingーin motionーgroupーflow down》があり、それぞれ集団の配置や身振りのイメージが定められている。発話や道具(楽器)、身振りの繰り返しによる集団的アレンジメントの差異からパフォーマンスがつくられる。
 
パフォーマーは、踊り手(3名)と記録者(3名)に分かれ、記録したテープはその場で再生し、巻き戻しや早送り、またテープの交換による編集の操作を行い、二つのスクリーンで再生される。そして、2本のHDVテープが展覧会の会期中再生される。身体を媒介した実践と繰り返し、映像による記録と再生、そしてこれらに対峙する鑑賞者の身体の介在により、意味の絶え間ない変換と更新がインスタレーションという場で繰り広げられる。本作品は、映像を生み出す身体、それを受容する身体、そしてその記録を伝える媒介にかかる蓄積と変化を視覚化する。
 

 

Exhibition : BUSAN BIENNALE 2016 Hybridizing Earth Discussing Multitude
Project 2- F1963
Exhibition Period : 2016. 9. 3. – 2016. 11. 30.
Exhibition Venue : Busan Museum of Art, F1963(KISWIRE Suyeong Factory), KOREA