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drawing
field research
installation
video
数年間使用されてこなかった土地に仮の家を建て、住みながら、投機と回収という高度に産業化した農業とは別のモデルを模索した。本プロジェクトは、以前に行なったものを守谷市の土地の特長を踏まえながら改編したものだ。《耕す家》は道具を置く「納屋」とベッドやコンポストトイレといった「家」としての機能を持つ。壁の一部は、舞台として畑の方へと開かれる。畑では、コンパニオンプランツや草マルチを用いて不耕起栽培という実験的な農法を採用し、一代限りの作物しか実らせないF1種ではなく在来の種を使っての作物栽培を行った。作物の成育する過程を観察し、この場所で拾ったプラスチックやアルミ缶などの人工的な素材に版画として描く。また、土地に自生している竹や葛を利用して、オブジェクトをつくる。農作物を調理して食べ、米ぬかや籾殻を利用し、排泄物を堆肥に変える。産業化した農業の隙間を縫うようにして進められたこのプロジェクトの過程で、版画やフロッタージュ、ドローイング、また収穫物は生まれ、アーカススタジオや近くの畑や小屋で展開された。
『耕す家:不確かな生成』
日時:2022年2月2日(水)~3月14日(月)13:00-17:00
場所:茨城県守谷市内
公開内容:
1.《耕す家》内部
2. 農作物(国分鮮紅長人参、青首大根)の収穫
3. 籾殻燻炭で焼いた陶芸作品、竹細工、版画作品、アルミ缶日誌など
4. 大根や人参の葉で作ったお茶
装備:汚れても良い靴、暖かい服装
『アーカスプロジェクト 2020-2021 いばらき アーティスト・イン・レジデンスプログラム』
参加アーティスト: イエヴァ・ラウドゥセパ(ラトビア)、ミロナリウ[クロディアナ・ミローナ&ユァン・チュン・リウ](アルバニア/台湾)、オル太(日本)
https://www.arcus-project.com/assets/pdf/ARCUS_Project_Activity_Report_2020-2021.pdf
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1-3、5、7、9-13、写真:加藤甫
4、6、写真:縣健司