Related works

Format

performance

超衆芸術 スタンドプレー

2020 / Hyper Popular Art Stand Play 2017- /

滑稽かつ批判的な眼差しから日常を切り取り、都市における無意識の振る舞いを人・物になって自在に演じてきたオル太が、2020年東京オリンピックを目前に、京都で初となるスタンドプレーを上演します。
『超衆芸術 スタンドプレー』は、2017年から展開し、パイロン*やペットボトル、賭け事などの集団における行為、信号機や防災無線などの機能やそれらの環境での人々の身振りと会話によって物語を創出するvol.1、競技とメディアを通じてつくられるイメージの模倣を映像とパフォーマンスで構成するvol.2、そして観客と大阪此花区の路上観察を行いスタンドプレーを収集するvol.3と続いてきました。
新国立競技場の構造モデルから設計したスタジアムを劇場に再現し、「自らが演じること」と「演じることを観ること」が演者と観客、都市と劇場のなかで入れ子構造で立ち上がり、人間の共存に結びついてきた行為を問いかけます。
 
*パイロン:(商標名の「カラーコーン」の名で呼ばれることが多い。)
 
*新国立競技場の構造モデル:(東京オリンピック2020に向けて建設された新国立競技場の構造モデルを参照している。同心円・同断面のフレームユニットの繰り返しによってつくられた構成は、同じ作業の繰り返しにより短期間で合理的に工程が進む様に設計されている。)
 
超衆芸術 スタンドプレーとは
日常の中で出会う笑いを引き起こす現象を調査し、都市生活の中で生まれる無意識の身体の動きや人為的に仮設された街頭のオブジェがもたらす無作為の状況について明らかにしていくプロジェクトである。群衆と物質や情報を含めた集合を「超衆」を名付け、都市の環境や機能によって私たちが演じていると気づく事柄や場所をシミュレーションする。
 
レビュー:
・「円環・回転・ループ」 が支配する醒めた熱狂空間で、「スペクタクルに耐ええない身体」を提示する |高嶋慈
・グッドラックと偶然が交差する都市のスタンドプレーヤーたち−オル太『超衆芸術スタンドプレー』|能勢陽子
・超衆芸術 スタンドプレー|奥脇 嵩大
 
会場:ロームシアター京都 ノースホール
日時:2月8日(土)15:00-/9日(日)18:30-/10日(月)19:00-/11日(火)14:00-
 
出演・スタッフ
 
作・演出:オル太
演出統括:Jang-Chi
出演:新井麻弓、井上徹、川村和秀、斉藤隆文、タカハシ ‘タカカーン‘ セイジ 、玉木晶子、長谷川義朗、メグ忍者、山本悠
クリエーション協力:新井麻弓、タカハシ ‘タカカーン’ セイジ、玉木晶子、山本悠
舞台美術、衣装:オル太
舞台設計:井上徹、長谷川義朗
CGデザイン:長谷川義朗
サウンドデザイン:井上徹
映像編集:メグ忍者
イラストレーション(映像):井上徹、斉藤隆文
キャラクターデザイン(映像):斉藤単勝
チラシデザイン、イラストレーション:山本悠
衣装協力:南野詩恵
制作:上村絵梨子
テクニカルスタッフ
照明:藤本隆行
音響:加登匡敏
映像:武部瑠人
映像技術協力:時里充
アシスタント:大和由佳
 
告知動画

 
「スタンドプレー イントロダクション」 
日時:1月26日(日)14:30〜17:00
場所:京都芸術センター 制作室1
公演前に、出演者(オル太、新井麻弓、タカハシ ‘タカカーン‘ セイジ 、玉木晶子、山本悠)によるそれぞれの活動のプレゼンテーションを行います。

1

2

3

4

5

6

7

8

1-8
写真:田村友一郎

イラストレーション、デザイン:山本悠