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耕す家

2019 / House 2009- /

 
映像『耕す家』
2019、38分51秒
 
オル太は「collective(英: 集団的、集合的)」であることに極めて自覚的なアーティスト集団です。その活動はメンバーが持ち寄ったアイデアを、ドローイングをもとに描き合わせ、作品コンセプトとして興すことから始まります。そうしてオル太は個性の発揮とは別のところで、個々の身体感覚や経験をベースに社会や歴史と向き合うための器であろうとし続けてきました(《ドグウニンゲン》《GHOST OF MODERN》など)。また土着の祭りの所作を積極的に取材し、制作したボードゲームを様々な国や地域の参加者とプレイし、新たな芸能として立ち上げる近年のプロジェクト《TRANSMISSIONPANG PANG》などに見られるように、オル太の制作は仮設の場を立て遊ぶことから、幻想の共同体を構築し、現実社会を捉えなおそうとする点に特徴があります。そんなオル太の作品から今回の展示では、日本のどこか地方で制作と耕作を共に行う場——《耕す家》やそこで行われた「大嘗祭」を踏まえたインスタレーション作品を紹介します。そうして食と社会を支える「農」の営みにオル太の身体感覚に根ざした共同幻想が迫る。そこには根を同じくすると言われる文化(英: culture)と耕すこと(英: cultivate)の網の目からこぼれ落ちる土を養分として、大地を耕そうとするミミズを想起するとともに、米を始めとする様々なモノと連帯しながら生きる人びとという、古く新しい「常民」像を見て取ることができるようです。
(奥脇嵩大、「青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」カタログより)
 
展示「青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」
会期:2019年10月5日(土)-12月1日(日)
会場:青森県立美術館、青森
 
http://www.aomori-museum.jp/ja/event/88/#anchor4
 
オープニングパフォーマンス
日時:10月5日(土)13:00~13:45(予定)
出演:オル太
集合:エントランスギャラリー
料金無料・申込不要
 
2 連続講座「美術館堆肥化計画」【青森県立美術館サポートシップ倶楽部共催事業】
農業にまつわる思想や社会実践をヒントに、美術館や大地に根ざしたアートの可能性を皆で考えるための連続講座
第5講「ミミズの径行き ー飛び地のヴィジオネールⅡ」
講師=オル太(アーティストコレクティブ/企画展参加作家)、椹木野衣(美術批評家)、山内明美(歴史社会学者)、豊島重之(演出家/故人)
2019年11月30日(土)13:30-16:30
 
農業から見えるこの国の課題。保坂健二朗評「青森EARTH2019:いのち耕す場所 −農業がひらくアートの未来」 美術手帖

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1,4,6-8 写真:大西正一 / 9,10 写真:奥脇嵩大 / 2,3,5,11-14 写真:オル太