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おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-

2018 / SAITO Takafumi

個展『おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-』
会期:2018年5月22日(火)-6月17日(日)
会場:コ本やhonkbooks、東京
web:https://honkbooks.com/saito-takafumi/
協力:オル太
 
トークイベント:5月27日(日) 18:00-19:30
金川晋吾[写真家]×斉藤隆文(オル太)
参加料500円/定員15名/要予約
 
ワークショップ「食しかた」|6月3日(日) 18:00-20:00
山田亮太[詩人]×斉藤隆文(オル太)
言葉遊びのように、ルールと事象が繋がっていく、本展覧会に準ずるワークショップです。
詩人の山田亮太さんをゲストに迎え、参加者それぞれが文章を作り、出来上がった文章を食す試みをします。
参加料1000円/定員10名/要予約
 
アーティスト・トーク|6月16日(土),17日(日) 15:00-15:20, 19:00-19:20
参加料無料/予約不要
 
斉藤隆文(オル太)は、本展を「自分自身の立ち位置を確認する装置」として位置づけている。現在を逆照射することを主題に掲げて、家族やコミュニティといった親密圏からそこに潜む身体性や言語に着目して、歴史を語りの詩学として捉え直す表現活動を展開している。祖父から歌い聞かされた日露戦争に関する「しりとり歌」をきっかけにした「おぼろげな凱旋ス」展(2015年, Art Center Ongoing)を構成し直すかたちで、記憶を伝承する身体性や、歴史を語る技法をめぐって、3年越しに改めて迫っていく。具体的には、祖父母と私的な記憶の連関を重ねることによって生成されたオブジェから、同時代的な意味を投げかける。
コ本や紹介文
 
 
個展『おぼろげな凱旋ス』
会期:2015年12月2日(水)-12月13日(日)
会場:Art Center Onging、東京
web:https://www.ongoing.jp/tag/video/oboroge/
 
Pre Ongoing School(アーティストトーク)
日時:12月6日(日)15:00-
料金:1500円 (ケーキとドリンク付き、先着30名様)
 
ワークショップ:「おぼろげな凱旋ス」ワークショップ
日時:12月13日(日)15:00-
参加費:1,000円(1drink付き+入場料込み 先着30名様)
 
前年度の二人展を経て Ongoing では初となった斉藤隆文の個展〈おぼろげな凱旋ス〉。斉藤は自身の作品について「過去の事象を探りながら、今の時代を見つめている」と話す。一見すると政治や社会問題に対する批評的な作品のようにも映るが、斉藤の作品の本質は、むしろ過去を見つめることで現代に孕む様々な問題を曝け出している点にあるといえる。本展「おぼろげな凱旋ス」は、幼少時代、斉藤の祖父が歌い聞かせてくれたという日露戦争に関するしりとりの歌をきっかけに着想したという。歴史という概念についての個人的な体験から言及。そもそも、いくら客観性を維持しつつ多角的かつ公平な視点を志したとしても、「純粋な歴史」などというものは存在しえないのかもしれない。次の世代に歴史を残すその瞬間に、その時代時代の価値観や個人の興味、そして思想などが入り交じった「フィルター」がどうしてもかかってしまうからだ。斉藤はそうしたフィルターが幾重にもかけられた過去の事象を冷ややかに見つめることで、私たちが生きていく上で盲目的に享受している「現代」というこの時代、そしてそこに潜む狂気や歪みをあぶり出そうとする。
Art Center Onging 紹介文

『おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-』コ本や 2018年

『おぼろげな凱旋ス』Art Center Onging 2015