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YPAM2022ディレクション『ニッポン・イデオロギー(仮)』

2022 / Hyper Popular Art Stand Play 2017- Land of the Living /

「かつては神の国。現世は苦行なのか。私たちはこの国に生まれ、生きている。世界に遅れを取らないために走り続けた神の国、ニッポン。私たちは今の社会をどのように享受し、または耐えなければならないのか。家庭や学校、職場という集団の中で現れてくるイデオロギーの徴発」——ジャンルを横断した活動を展開するアーティスト・コレクティブ、オル太が、YPAMで2年間にわたり、「ニッポンのイデオロギー」がとる日常的形態のパフォーマティブな分析に取り組みます。無意識の言葉、不可視の不安と欲望からつくられる感覚の集積。教育から、憲法から、広告から、ブラウザから、あるいはコンビニやファーストフード店やスーパーマーケットから、日々再生産され、動員されているイデオロギー。ニッポンのイデオロギーは永久に不滅なのでしょうか? 今年はワークインプログレスとしての試演。YPAM2023で完成作品を初演予定です。
 
会場
KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町281
 
日時
2022.12.9(金) 18:00 – 21:20
12.10(土) 13:30 – 16:50
12.11(日) 13:00 – 16:20
休憩あり
 
作・演出:オル太
ドラマトゥルギー:林立騎
ゲスト出演:内田結花、小山薫子、菊地侑紀、武田力、中川友香、捩子ぴじん、嶺川貴子、他
ロボット制作:小林椋
照明:武部瑠人、藤本隆行(Kinsei R&D)
映像:武部瑠人
音響:濵田夢花・加登匡敏(MUSA ENTERPRISE)
制作:飯川恭子、柴田聡子
 
主催:特定非営利活動法人国際舞台芸術交流センター
共催:横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
 
YPAM2022ウェブサイト
https://ypam.jp/programs/dr80
 
お問い合わせ(メール)
info@ypam.jp
お問い合わせ(電話)
045-264-6514
 

内田結花
ダンサー、振付家。NPO法人DANCE BOX主催「国内ダンス@神戸」参加を機に、黒沢美香、紅玉、セレノグラフィカ、ジェコシオンポ、チーム・チープロなどの作品に出演、アートプロジェクトに多角的に参画する。近年では、ダンサー中根千枝との協働作品「暮らし」をシリーズ化し、屋内外問わず様々な環境で発表を続ける。シリーズのひとつ『移動する暮らし』は2020年度KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD最終審査会選出。
 

小山薫子
東京都出身。俳優。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科卒業。劇団「ままごと」に所属。2018年、俳優2人による演劇ユニット「humunus」(フムヌス)を結成。環境や空間を構成する物質やその肌理などを、声と身体でうつしとる表現を試みている。​2020年よりユニットとして福島県富岡町と東京との2拠点でリサーチと創作を続けている。ツアー演劇「うつほの襞/漂流の景」(2021-2022)、上演+展示企画『〈砌と船〉ーうつつ、揺蕩い』(2022)など。
 

菊地侑紀
茨城県出身。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科卒業。音楽劇「夜のピクニック」深作健太演出・古川悦子役としての出演を皮切りに、初恋タロー20周年記念舞台「お笑い家族」「Devil May Cry -THE LIVE HACKER-」PAPALUWA10周年記念特別公演「SUPER SUMMER INTRASQUAD GAME!!」「big the Musical」など舞台を中心に活動。
 
Photo by Kenji Seo
武田力
演出家、民俗芸能アーカイバー。俳優としてチェルフィッチュや飴屋法水氏の作品に参加。3.11を機に演出家に。警察の指導、たこ焼き、小学校の教科書など日常的な素材を扱い、劇場外での演劇作品を多く手掛ける。また、各地の過疎集落に継がれる民俗芸能の復活/継承事業を行なっている。横浜市芸術文化振興財団2016, 17年度クリエイティブ・チルドレン・フェロー。2019年度国際交流基金アジアフェロー。九州大学非常勤講師。
 

中川友香
1999年、松本生まれ。俳優。主な出演作に、関田育子「浜梨」(2019)、新聞家「弁え」(2021)、篠崎誠監督『きみの面影をいまだ夢みる』『ひかりのなかでよむ』(2021)。2022年、俳優2人組のユニット「再演企画」を始動し「ここから発つ」を上演。新聞家「とりで」(2023年2月)、松田正隆「文化センターの危機」(2023年2月)に出演予定。
 
Photo by Kai Maetani
捩子ぴじん
ダンサー・振付家・neji&co. 主宰。2004年まで舞踏カンパニー大駱駝艦に所属。自身の体に微視的なアプローチをしたソロダンスや、ダンサーの体を物質的に扱った振付作品を発表する。THEATRE E9 KYOTOアソシエイトアーティスト。セゾン文化財団セゾン・フェロー。

 

嶺川貴子
1990年頃より歌うことを始める。「Roomic Cube – a tiny room exhibition 」(1996)など、国内外で8枚のアルバムを発表、様々な表現者とのコラボレーション/音楽制作を経て、今に至る。近年では、池田扶美代によるワークショップ&ショーケース『Powewrlessness』(2017) への参加、ギタリストのDustin Wongとの三部作アルバムのリリースや灰野敬二との共演がある。
 

小林椋
1992年東京都生まれ。2017年多摩美術大学大学院修士課程情報デザイン領域修了。2019年京都市立芸術大学大学院修士課程彫刻専攻修了。ある事物に対して、物理的な装置やオブジェを介入させることで生まれる飛躍や不和を観察しながら作品を制作する。時里充とのユニット「正直」でも活動。