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Amplifying breath and body

2024 / Hyper Popular Art Stand Play 2017- /

OLTA&Leif Holmstrand
 
会場
梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野2丁目6-14)
 
中継
MALMÖ KONSTHALL(スウェーデン)
https://malmokonsthall.se/en/evenemangs/live-performance-leif-holmstrand-olta/
 
パフォーマンス日時
2024年4月28日(日)19:00-19:45
スウェーデン 12:00-12:45
 

 
オル太とLeif Holmstrandのコラボレーションパフォーマンス『Amplifying breath and body』はいくつかの過去作品から構成されている。本作品の骨格となっている『スタンドプレー vol.2』は2018年にポーランドでパフォーマンス作品として発表した。20世紀初頭に海外で発行された新聞や風刺画から行為や言葉を生み出し、メディアを通じてつくられるイメージの模倣から情報に操作される人間の身体を顕にすることをコンセプトとした。パフォーマーは動物を表象したマスクを着用する。アメリカでは象は共和党、ロバは民主党を示す。2015年にLeif Holmstrandとのコラボレーションパフォーマンス『Fake Bones』で考案したスポンジでできたゆりかご状の構造体にパフォーマーたちは繋がれ、前が見えない中、まるで「盲人の寓話」のように前進をする。競馬場や競市場など都市にある熱狂と弛緩を繰り返す場所の環境音の中で、パフォーマーたちは互いにジェスチャーと隠語のような言葉で合図を送り合い、眠りと目醒めを繰り返す。
Leif Holmstrandは本パフォーマンスのために新たなドレスを制作した。マイクと繋がれたスピーカーから鈴を吊り下げたサウンドインスタレーションは、井上が2018年にバンコクで発表した作品『Inner Loop』を今回の公演用にモデルチェンジして用いる。呼吸と鈴の音を同期させ、演者と機構の位置関係性によって音がフィードバックを引き起こし、無段階に増幅される。個人の小さな声が増幅されていき、やがて群衆の熱狂に引き継がれていく。
 
Leif Holmstrand
1972年生まれ。スウェーデン、マルメ在住。アーティスト、ミュージシャン。
彼は2002年に詩集『Stekelgång』でデビューし、同年にマルメの芸術アカデミーを卒業。その後、約40冊の文学作品を発表しており、最新作は『Kartritartornet』(2023年)である。
Malmö Konsthallの展覧会期間中、Holmstrandが25年間にわたって取り組んできた大型詩集『Community』が、彼自身の出版社Pa-Parantより発売。
 
www.leifholmstrand.se

写真:縣健司

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「アートサイト神津島2024 山、動く、海、彷徨う」開催決定!

2024 / INOUE Toru MEGUNINJA SAITO Takafumi

東京の離島、神津島での芸術アート・現象フェノメノン

都市のサイクルとは異なる離島を巡るアート企画。海から山が続く雄大な景観が広がる神津島の自然と対峙し共生することで、感覚をどのように変化させることができるでしょうか。本企画では、アーティストが身体表現や演奏などを行う、ツアー・パフォーマンスを展開します。都会から離れ、『漂流』や『自然の脅威と雄大さ』を意識しながら、独自の鑑賞体験・時間をアーティストと観客とでつくりあげることを通して、私たちの身体を芸術とともに研ぎ澄まします。
 
出演アーティスト
青柳菜摘/だつお、跡の前(嶺川貴子+川口貴大)、上村なおか、宇佐美奈緒、遠藤薫、オル太、角村悠野、カニエ・ナハ、清原惟、小林萌、contact Gonzo、千日前青空ダンス倶楽部、環ROY、テニスコーツ、花形槙、嶺川貴子、山田亮太、U-zhaan
 
●梅若能楽学院会館opening performance
2024年4月28日(日)14:30~20:00
前売り:3500円 当日:4000円
 
●神津島 tour & live performance
昼夜、アーティストが神津島の特設会場や島内を巡り、パフォーマンスや演奏を行います。
A program
2024年5月18日(土)・19日(日)・20日(月)
B program
2024年5月24日(金)・25日(土)・26日(日)

 
チケット申し込み
https://artsite.peatix.com
 
ホームページ
https://s-class-k.com/cate/artsite/
 

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Safari Firing

2022 / Firing /

東京都の離島「神津島」での1日限りのアートイベント

神津島は人口約1800人、一島一村の離島であり、伊豆諸島の有人島としては最西端の島です。島の形はひょうたん型をしており天上山(標高572m)を中心とした北部と、秩父山のある南部とに大きく分けられ、Safari Firingでは村内から北西部の海岸沿いを中心に開催します。
島名の由来は、伊豆の島々を作るために神々を集めて話し合う場がこの島であったことから「神集島」と言われています。この神々の話し合いとされる場所を舞台とし、概念的に「火を起こす」ことを想像する移動型のパフォーマンスイベントを開催いたします。
公共の場所でどのように火を起こすことが可能かを問う企画「Firing」の3回目の開催である。
Safariの意味は狩猟や探検である。普段Apple製の機器を使用している者にとっては、興味のある言葉を入力し検索することができるウェブブラウザでもおなじみであり、ウェブに漂う情報すらも狩猟・探検の対象となった。
今回の開催地は伊豆諸島の神津島。キリスト教が禁教となった時代では“ジュリアおたあ”という名のキリシタンがこの島にも流された。しかし、流人は島を変革する開拓者でもあった。島流しにあった者はどのように島を開拓し、生き延びようとしたのか。一般とは異なる思想や行動原理を持ち、強制的にゲームチェンジを促すものは火を消されるように、法によって追放させられるアウトローである。
15世紀から19世紀ごろにかけて、ハイウェイマンという、いわゆる追い剥ぎやひったくりのような者が存在した。彼らは突如として馬に乗って現れ、旅行客や通行人を狙い強盗をし、彼らの多くは見物人達のいる最中、斬首台で処刑された。
突然に現れては物事を起こすパフォーマーもまた、通行人の行き先を阻む。火を起こすことを目的とする本企画もまた、アウトローの誕生を促しているとも言える。
 
Participating artists
 
井上徹
オル太
カニエ・ナハ
玄宇民
contact Gonzo
高見澤 峻介
百頭たけし
嶺川貴子
 
「公共の場所でどのように火を起こすことが可能か」を実践し検証するパフォーマンスイベント「Firing」。メグ忍者が構想して始まった本プロジェクトは、多摩川でのアーティストミーティングから始まり、都内某所のキャンプ場にて2回目を開催し、そしてついに離島へと渡る。3回目となる今回は、共同ディレクターに吉田山を迎え実施する。キーワードは「火」であることを前提とするが、実際に火を起こすとは限らない。インターメディアにパフォーマンスが行われる。
 
Information
日時:2022年9月13日(火)
場所:神津島 テラマチ(東京都神津島村998番地)・その地島内
参加費:20,000円(宿つき)
締切先着順で定員に達し次第締切ます。
 
企画:吉田山、メグ忍者、Jang-Chi
運営:オル太
制作:飯川恭子
主催:オルターマイン実行委員会
協力:一般社団法人シマクラス神津島
助成:公益財団法人セゾン文化財団
 
website

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1,3,8 写真:松見拓也
2,4-7,9-11 写真:百頭たけし

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Take Don Quijote's cue from a...

2021 /

友人、恋人、同僚との待ち合わせ、居酒屋や風俗などの客引き。ここでは、いつも誰かを待つ人がいる。劇作家サミュエル・ベケットによる戯曲『ゴドーを待ちながら』では、二人の浮浪者が正体不明のゴドーの待ちぼうけを食わされる。この二人は、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスによる小説『ドン・キホーテ』に登場するドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャとサンチョ・パンサになぞらえている。妄想癖のある主人公ドン・キホーテは檻の中の二匹のライオンに勝負を挑む。ライオンに戦意はなく、ドン・キホーテは待ちぼうけだ。大きな風車が巨人に見えて突撃する。
かつて演歌の殿堂「新宿コマ劇場」があった「シネシティ広場」。ここにはライオン、ペンギンの2種類の動物が同居している。ライオンズクラブによるライオンの銅像があり、その近くに激安の殿堂「ドン・キホーテ」のマスコットキャラクター、「ドンペン」Tシャツやサンダルを履いている若者がいる。「ドンペン」のブレークのきっかけは、ドン・キホーテ 新宿歌舞伎町店でドンペングッズを1階のコーナー展開で販売を始め、そのドンペングッズを着用した「地雷系」や「量産型」といったファッションやメイクを好むZ世代がSNS上で写真を拡散した。ペンギンは金星にしかない「ホスフィン」という物質を排泄するらしい。「それでも地球は回っている」天文学者ガリレオが聞いたらどう思うだろうか。
 
歌舞伎町のバー兼ギャラリー「デカメロン」の数軒隣りでタロット占いをしてもらった。カードをめくり、出た絵柄をつないでいく。占星術で数字の6は金星であり、金曜日、15〜24歳、パステル調の色を表す。
 
シネシティ広場横に建っている新宿地球会館にはバー「ムーランルージュ」があったらしい。調べてみるとシネシティ広場の新宿劇場(第二次)に風車の看板があった。今もそこで事業展開するヒューマックスグループは、以下のように記している。「その歴史は、戦後復興さなかの1947年、“ムーランルージュ新宿座”の劇場再建から始まります。同じ年に新宿歌舞伎町復興の最初の映画館として「新宿地球座」 を開館しました。」戦後のムーラン・ルージュの復活は、ヒューマックス創業者で台湾人の林以文により本格的なものとなったが、実際には戦後の新宿復興に重要な役割を果たし、戦後の新宿の繁華街は駅東口の角筈から新たに誕生した歌舞伎町へと移る。
歌舞伎町や西新宿は、かつては角筈(つのはず)という同一の地名で、昭和の戦前・戦中までは、この武蔵野通りを含む角筈界隈が最も賑やかな場所であった。
 
新宿駅東南口近くの武蔵野通りに「ムーラン・ルージュ新宿座」という小劇場があり、看板には風車が掲げてあった。ムーランルージュとは、フランス語で赤い風車を意味する。第一回公演(昭和6年12月31日)で装置を担当した吉田謙吉はエとロの書いた紅提灯を舞台一杯に吊り、さらに考現学者として観客についても『レヴユーの見物風俗』と題して身なりなどをレポートし、都市風俗の分析を行った。また、ここで演じられた小市民喜劇の中に、例えば折口信夫に師事した脚本家の伊馬鵜平が都市郊外と住人を描いたものがある。東京の西郊外、中央線で新宿と繋がる荻窪・阿佐ヶ谷界隈での生活から日常の中に豊かな生活感情を漂わせる郊外の生活と見え隠れする虚無や倦怠。共産党員だった村山知義が昭和八年末に出獄された後によく行った劇場としてムーラン・ルージュをあげ、その理由として他の小屋とは違う一種のあどけなさについて言及している。
 
そして現在(2021年10月)、「ムーラン・ルージュ新宿座」があった場所に行くとドン・キホーテ 東南口店がある。
 
展覧会「オカルティック・ヨ・ソイ」
キュレーション:檜山真有
出品作家:オル太、原田裕規
会期
2021年10月29日(金)~2021年12月12日(日)
時間
16:00〜26:00
 
会場
デカメロン(〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-12-4)
http://decameron.jp/
 
作品解説:
オカルティック・ヨ・ソイ:オル太の作品について|檜山真有
 
映像
《Take Don Quijote’s cue from a…》シングルチャンネルカラーサウンド/44min, 19sec.
《The 4 Red Herrings》シングルカラーチャンネル/11min, 24sec.

《金星の移動》
キュー、ビリヤードボール、その他

《A bird in the hand is worth tow in the bush.》
インクジェットプリント、その他

《Don Quijiote and Sancho Panza》
インクジェットプリント、その他

《Donpen》
インクジェットプリント、その他

《シネシティ広場、ライオン像横》
紙、水彩

《サンスターのトランプ》

《ライオンの広告》

《シネシティ広場、Game Panic前》
紙、水彩

《シネシティ広場のためのドローイング》
紙、水彩

写真:光岡幸一

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メグ忍者がコ本やオープン記念展「コ本や Selection Vol.01」に参加

2019 / MEGUNINJA

メグ忍者がコ本やオープン記念展「コ本や Selection Vol.01」に参加します。2019年4月に企画した《piping pipe》の小作品を出品しています。
会期|2019年11月3日(日)~12月22日(日)
会場|techa(テカ) in コ本や honkbooks
住所|〒171-0014 東京都豊島区池袋2丁目24番地2号メゾン旭2階
参加予定作家|相磯桃花、長田雛子、小光、小宮麻吏奈、清水玄、林香苗武、平瀬ミキ、中島あかね、ニメイ、CHIHO IWAKAWA/ MEGUNINJA/ TAKAKO MINEKAWA、青柳菜摘
Web|https://honkfunding.com/selection/

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piping pipe

2019 / MEGUNINJA

いわかわちほ、嶺川貴子、メグ忍者、3名の女性作家によるコラボレーション作品
企画:メグ忍者

素材:タイツ、ワイヤー、布、綿、紙粘土、映像、音

 
 
ロサンゼルスで生活している嶺川貴子とビデオ通話によるミーティングを重ね、いわかわちほとメグ忍者が制作時に立てる音を送る。 
タイツとタイツのような布が四方八方に絡まり合う。人が一人入ることのできるスーツから部屋を一望することができる。 
部屋には3人の女性による活動が映し出される。 
会場では、ロサンゼルスから送られてきた音が飛沫する。 
グリーンカレーの匂いと談笑の声に混ざり合う頭上のタイツ。 
ある時間になるとビデオ通話を受信するサウンドが聴こえ、つながる。 
様々な形にぶら下がる抜け殻のようなタイツに満たされる空間の中、ロサンゼルスで奏でられる音に耳をすませる。 
 
 
タイツの海に埋もれていた。 
今朝、溺れる夢を見た。私は泳げない。 
衣服には人の記憶がこびりついている。 
どこで、誰と、いつ、買ったかを覚えている。 
亡くなった人の衣服をずっと捨てられない。 
亡くなった人の衣服をすぐ捨てる。 
肌に近い素材、皮膚みたい。 
足の抜け殻。 
身体は筒のよう。流れ落ちる液体が布のようなものにぶつかり広がった。 
 
 
piping pipe
 
日時:2019年4月18日(木)17:00-23:00 
(Live: 18:00-19:00,20:30-21:30のどこかのタイミング、L.A.からの信号を受信) 
会場:浅草橋天才算数塾(〒111-0053 東京都台東区浅草橋2-5-8) 
https://meguninja0.wixsite.com/pipingpipe 

引用文献:
「猿と女とサイボーグ ―自然の再発明―新装版」(ダナ・ハラウェイ 著、高橋さきの 訳、青土社)、「部分的つながり《叢書 人類学の転回》 」(マリリン・ストラザーン 著、大杉高司・浜田明範・田口陽子・丹羽充・里見龍樹 訳、水声社)

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souvenir

2018 / INOUE Toru

「Bangkok Biennial 2018」に出品したサウンドインスタレーション。吊るされた2つのスピーカーからはバンコクの観光地として賑わう仏教区域とイスラム教区域を隔てるセンセーブ運河の音が流れる。スピーカーの振動部に市場や寺院で購入した鈴を取り付け、大きいノイズが発せられる度に鈴が音を鳴らす。
Vimeo:https://vimeo.com/332837500
 
「souvenir」展示期間中にインスタレーション内でパフォーマンス行った。 呼吸や地面を踏む音や体を叩く音をマイクで集音し、インスタレーションのスピーカーから発音される。パフォーマーの動きによってスピーカーがハウリングを起こし、ノイズ音が生成される。
Vimeo:https://vimeo.com/332837030
 
展覧会:Bangkok Biennial 2018 “BARRAK:survibes”
会期:2018年9月1日ー9月24日
イベント実施期間: 9月14ー16日
会場:White Line(Bangkok,Thailand)

写真:百頭たけし