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Public Meeting
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workshop
東京都の離島「神津島」での1日限りのアートイベント
神津島は人口約1800人、一島一村の離島であり、伊豆諸島の有人島としては最西端の島です。島の形はひょうたん型をしており天上山(標高572m)を中心とした北部と、秩父山のある南部とに大きく分けられ、Safari Firingでは村内から北西部の海岸沿いを中心に開催します。
島名の由来は、伊豆の島々を作るために神々を集めて話し合う場がこの島であったことから「神集島」と言われています。この神々の話し合いとされる場所を舞台とし、概念的に「火を起こす」ことを想像する移動型のパフォーマンスイベントを開催いたします。
公共の場所でどのように火を起こすことが可能かを問う企画「Firing」の3回目の開催である。
Safariの意味は狩猟や探検である。普段Apple製の機器を使用している者にとっては、興味のある言葉を入力し検索することができるウェブブラウザでもおなじみであり、ウェブに漂う情報すらも狩猟・探検の対象となった。
今回の開催地は伊豆諸島の神津島。キリスト教が禁教となった時代では“ジュリアおたあ”という名のキリシタンがこの島にも流された。しかし、流人は島を変革する開拓者でもあった。島流しにあった者はどのように島を開拓し、生き延びようとしたのか。一般とは異なる思想や行動原理を持ち、強制的にゲームチェンジを促すものは火を消されるように、法によって追放させられるアウトローである。
15世紀から19世紀ごろにかけて、ハイウェイマンという、いわゆる追い剥ぎやひったくりのような者が存在した。彼らは突如として馬に乗って現れ、旅行客や通行人を狙い強盗をし、彼らの多くは見物人達のいる最中、斬首台で処刑された。
突然に現れては物事を起こすパフォーマーもまた、通行人の行き先を阻む。火を起こすことを目的とする本企画もまた、アウトローの誕生を促しているとも言える。
Participating artists
井上徹
オル太
カニエ・ナハ
玄宇民
contact Gonzo
高見澤 峻介
百頭たけし
嶺川貴子
「公共の場所でどのように火を起こすことが可能か」を実践し検証するパフォーマンスイベント「Firing」。メグ忍者が構想して始まった本プロジェクトは、多摩川でのアーティストミーティングから始まり、都内某所のキャンプ場にて2回目を開催し、そしてついに離島へと渡る。3回目となる今回は、共同ディレクターに吉田山を迎え実施する。キーワードは「火」であることを前提とするが、実際に火を起こすとは限らない。インターメディアにパフォーマンスが行われる。
Information
日時:2022年9月13日(火)
場所:神津島 テラマチ(東京都神津島村998番地)・その地島内
参加費:20,000円(宿つき)
締切先着順で定員に達し次第締切ます。
企画:吉田山、メグ忍者、Jang-Chi
運営:オル太
制作:飯川恭子
主催:オルターマイン実行委員会
協力:一般社団法人シマクラス神津島
助成:公益財団法人セゾン文化財団
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1,3,8 写真:松見拓也
2,4-7,9-11 写真:百頭たけし
Format
installation
live painting
painting
performance
workshop
現在アーティスト・コレクティブ、オル太は、2020年度から2021年度にかけてアーカスプロジェクトのアーティスト・イン・レジデンスプログラムに選出され、今年度からは守谷に滞在して制作を行っています。
現在、守谷市内の土地に、小屋を建てて住みながら農耕を行う《耕す家:不確かな生成》を実施しております。
《耕す家》は2019年に千葉県北東部の水田にある不耕作地に建て、稲の収穫まで滞在し、農耕と芸術から活動する生を問うプロジェクトとして始動しました。独自で作られた移動可能の仮設建造物には、道具を置く「納屋」とベッドやコンポストトイレといった「家」としての機能を持ち、壁の一部は、舞台として畑の方へと開かれます。今回、使用されていなかった土地に仮設興行場としての建築許可を取得し、2021年4月より不耕起栽培から農作物を育て土壌や環境に合わせた農法を実践しています。また、この場所で拾ったプラスチックやアルミ缶などの人工的な素材を使用した版画、収穫した農作物のフロッタージュ、土地に自生している竹や葛を利用したオブジェクトを制作します。ここでの生活では、農作物を調理して食べ、排泄物を米ぬかや籾殻を利用して堆肥に変えます。空き地を起点として、自然との協同を見出します。
《耕す家:不確かな生成》
日時:2022年2月2日(水)~3月14日(月)13:00-17:00
2月25日(金)までの公開の予定でしたが3月14日(月)まで公開を延長致します。
場所:茨城県守谷市内(お問合せいただいた方にお知らせいたします。)
※ご来場の際はメール(mail@olta.jp)にて、ご来場日時をお知らせください。
公開内容:
1.《耕す家》内部
2. 農作物(国分鮮紅長人参、青首大根)の収穫
3. 籾殻燻炭で焼いた陶芸作品、竹細工、版画作品、アルミ缶日誌など
4. 大根や人参の葉で作ったお茶
装備:汚れても良い靴、暖かい服装
お問合せ:mail@olta.jp
【耕す家:不確かな生成 プレスリリース】
アーカスプロジェクト2021 いばらき
オンライン・オープンスタジオ特設ウェブサイト公開のお知らせ
【特設ウェブサイトURL】
https://www.arcusprojectopenstudios.com
【期間】
2022年3月5日(土) – 3月27日(日)
2020年度から2021年度にかけ、2箇年にわたって実施したアーティスト・イン・レジデンスの成果発表を、本日から3月27日までアーカスプロジェクト特設ウェブサイトにてご覧いただけます!
サイトにて映像作品《耕す家:不確かな生成》を視聴することができます。
また、作品について語るトークも公開されております。
Format
book
drawing
live painting
performance
workshop
『Daily drawing, Daily page vol.34』を開催します。webミーティング「zoom」を通し島崎藤村『破戒』を朗読しながら、お絵かきチャット「MagicalDraw」でドローイングします。
日時:9月21日(月・祝)21:00-23:00頃(20:30開場)
会場:オンライン(Zoom、MagicalDraw)
朗読本:島崎藤村『破戒』
参加費:オンライン投げ銭制
定員:20名程度
企画:オル太, コ本や honkbooks
参加方法:要予約【申込期限:9月21日(月・祝)15:00まで】
必ず事前にこちらのフォームからお申込みください
https://forms.gle/VBpv8oaT2AYWqjhs8
詳細はこちら↓
https://https://honkbooks.com/dddp-34/
Daily drawing, Daily pageとは
アーティスト・コレクティヴの「オル太」、プラクティショナー・コレクティヴの「コ本や」との2つのコレクティヴによる共同企画の参加型イベントです。一冊の本をめぐって、順に参加者は朗読しあい、同時にその言葉を手がかりにドローイングを描きます。文字を読み、音を聞き、線や形に表して、本の世界に入り込んだり、少し離れてみたり、一冊の本との関係性を開いていくことで、新しい余白を立ち上げていきます。何に描くかは、古本や木片、石といったマテリアルにも描くこともあり、画材選びから始めていきます。自分が描いたドローイングがいつの間にか他の手に渡り筆が重ねられ、新しいかたちになって戻って来る。朗読で本が巡るように絵も巡る。誰でも参加可能。
Format
field research
performance
workshop
『スタンドプレーvol.7 的屋の輪投げ』
アーティストたちが売り買いを通じて、オルタナティブな交換の場を立ち上げていく試み「野良くまモール」が、コ本やで開催された。路上における仮設の場が観察対象でもある『超衆芸術 スタンドプレー』では、パイロンを用いた「的屋の輪投げ」を開き、輪投げが入った人には四コマ漫画『億ちゃん』の原画が一コマずつ当たる。
「野良くまモール #閏」
会場:theca(コ本や honkbooks内)
日時:2020年2月29日(土)12:00-20:00
コ本や
『スタンドプレー vol.6 サンドイッチマンによる新春初売り』
京都、大阪市内でサンドイッチマンに扮して、斉藤隆文とタカハシ ‘タカカーン’ セイジが公演『超衆芸術 スタンドプレー』のチケット路上販売を試みる。
日時:2020年1月4日(土)、5日(日)
順路
4日:(京都)京都駅、東九条、祟仁地区、京都駅、四条烏丸、京都芸術センター、@KCUA、ロームシアター京都前ロームスクエア
5日:(大阪)此花区、新今宮、釜ヶ崎、新世界、萩之茶屋南公園、釜ヶ崎
協力:タカハシ ‘タカカーン’ セイジ、上村絵梨子
『スタンドプレー vol.5 Uber Eatsで届ける』
Uber Eatsのリュックを背負った配達員がOLTA FARM KITCHEN/sheep studio(墨田区)の食事を依頼人の元に届ける。
食事は炊き込みご飯、豚汁、茶葉のお浸しなど『耕す家』で採れた野菜や米を中心に調理され、配達する様子をライブでスクリーニングした会場でも同じ料理が振る舞われた。
配達員はスカイツリーにほど近い橋から隅田川を渡り、靖国神社を通り過ぎ、四ツ谷のビル群を抜けて依頼人のいる大学病院へ到着する。
依頼人は自身の「幻肢」の体験をもとに書いたテキストとドローイングが描かれた包帯を食事の代金として配達員に渡した。
日時:2019年12月14日(土) 17:30-19:30
協力:青木彬
「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」
滞在期間:2019年11月20日(水)~12月20日(金)
オープンスタジオ日程:
2019年11月23日(土)10:00~17:00
2019年12月6日(金)13:00~20:00
2019年12月14日(土)10:00~17:00
会場:sheepstudio(東京都墨田区京島3-20-9)
料金:無料
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人うれしい予感
協力:sheepstudio AIR
https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/events/39904/
ラーニング・ラボ#05
「墨田のまちの“しらべもの”」
日時:2019年12月21日(土)15:00~17:00
料金:無料
定員:15名
『スタンドプレー vol.3』
観客と大阪市此花区周辺をタカハシ ‘ タカカーン’ セイジの案内で歩き、スマートフォンでの撮影や状況の記述から、共に「超衆芸術 スタンドプレー」を収集する。
日時:2019 年1 月12 日(土)19:00~22:00 / 14 日(月)12:00~15:00
会場:世界/大阪市此花区四貫島2-2-9(此花S-229 内)
出演者:オル太( 井上徹、川村和秀、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chi)、タカハシ ‘ タカカーン’ セイジ
◇時間の流れ< 世界にて>オル太によるプレゼンテーションスタンドプレーについての説明ー30~45 分↓<街への移動>此花巡りー約1 時間半振り返りー約45分~1 時間
『スタンドプレーvol.7 的屋の輪投げ』theca(コ本や honkbooks内)2020年
『スタンドプレー vol.6 サンドイッチマンによる新春初売り』 京都、大阪 2020年
『スタンドプレー vol.5 Uber Eatsで届ける』sheep studio 2019年
『スタンドプレー vol.3』世界、大阪市此花区 2019年
Format
book
drawing
painting
performance
workshop
アーティスト・コレクティヴの「オル太」、プラクティショナー・コレクティヴの「コ本や」との2つのコレクティヴによる共同企画の参加型イベントです。一冊の本をめぐって、順に参加者は朗読しあい、同時にその言葉を手がかりにドローイングを描きます。文字を読み、音を聞き、線や形に表して、本の世界に入り込んだり、少し離れてみたり、一冊の本との関係性を開いていくことで、新しい余白を立ち上げていきます。何に描くかは、古本や木片、石といったマテリアルにも描くこともあり、画材選びから始めていきます。自分が描いたドローイングがいつの間にか他の手に渡り筆が重ねられ、新しいかたちになって戻って来る。朗読で本が巡るように絵も巡る。誰でも参加可能。
Daily drawing, Daily page vol.35
フェスティバル/トーキョー20主催プログラム『とびだせ!ガリ版印刷発信基地』に参加し、Pop-up 印刷トラックが出張する東京芸術劇場 劇場前広場にて開催。出村紳一郎『虹蜺譚100話』を朗読しながら、広場に設置された鉄の小舞台で、透明シートに描画する。
日時| 2020年10月24日(土)13:00-16:00
朗読本| 出村紳一郎『虹蜺譚100話』
会場| 東京芸術劇場前広場、オンライン(Periscope on Twitter)
https://https://honkbooks.com/dddp-35
「東京史/詩」アーカイブZIN
フェスティバル/トーキョー20主催プログラム『とびだせ!ガリ版印刷発信基地』にてオル太×コ本やで開催した〈Daily drawing, Daily page vol.35〉「東京史/詩」のドキュメントZIN。全ドローイング と当日の会場風景を掲載。
印刷・製本:Hand Saw Press(リソグラフ)
発行:オル太、コ本や honkbooks
18ページ、A3、ホチキス綴じ
価格:2500円(sold out)
Daily drawing, Daily page vol.34
日時:2020年9月21日(月・祝) 21:00-23:00
朗読本:島崎藤村『破戒』
会場:オンライン(Zoom、MagicalDraw)
https://https://honkbooks.com/dddp-34
Daily drawing, Daily page vol.33
日時:2020年5月23日(土) 16:00-18:30
朗読本:中原中也『山羊の歌』
会場:オンライン(Zoom、MagicalDraw)
https://https://honkbooks.com/dddp-33
Daily drawing, Daily page vol.32
日時:2020年4月26日(日) 16:00-17:30
朗読本:夏目漱石「夢十夜」
会場:オンライン(Zoom、MagicalDraw)
https://honkbooks.com/dddp32-2
Daily drawing, Daily page vol.31
蝋燭の光のもと、メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』を朗読しながら黒の画用紙に白の描画道具でドローイングします。
日時:2020年2月24日(月)14:00-16:00
朗読本:メアリー・シェリー(著) 森下弓子(翻訳) 『フランケンシュタイン』
会場:コ本や(東京都豊島区池袋2-24-2メゾン旭2F)
https://honkbooks.com/dddp31
Daily drawing, Daily page vol.30
尹 東柱『尹東柱詩集 空と風と星と詩』を朗読し、短冊の色紙に鉛筆でドローイングをする。
日時:2019年12月15日(日) 18:00ー20:00
朗読本:尹 東柱(ユン・ドンジュ)『尹東柱詩集 空と風と星と詩』
会場:コ本や(東京都豊島区池袋2-24-2 メゾン旭2F)
https://honkbooks.com/post/dddp30
Daily drawing, Daily page vol.29
土方巽『病める舞姫』を読みながら、紙に土粘土、木炭、石、木、水などで描画する。
「GEIDAI BIBLIOSCAPE 2019」
日時:2019年9月6日(金)-8日(日)*東京藝術大学藝祭期間中
DAY1 9月6日(金)13:00–19:00
DAY2 9月7日(土)10:00–17:00
DAY3 9月8日(日)10:00–17:00
朗読本:土方巽『病める舞姫』
会場:東京藝術大学附属図書館B棟(東京都台東区上野公園12-8)
企画:東京藝術大学附属図書館, 東京藝術大学大学院映像研究科, RAM Association, コ本や honkbooks
助成:2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
http://geidai-ram.jp/geidaibiblioscape2019/
Daily drawing, Daily page vol.28
「アート/ブックのとても大きな部屋:読む・作る・考える」に合わせて開催。新潟県で生まれた坂口安吾著作『石の思い』『桜の森の満開の下』『白痴』を朗読しながら、紙に水彩、クレヨン、ペン、雪など、素材を用いてドローイングする。順番に参加者による読み方や書き方の指示がされ、屋内から雪の積もる屋外へ移動したり、声の大きさや読む速さ、拘束のある描画法や全身を使ったものなどが交わされる。開催後、まつだい「農舞台」でリソグラフを用いて製本される。
日時:2019年3月21日(木)13:30-17:00
朗読本:坂口安吾著作(『石の思い』『桜の森の満開の下』『白痴』)
会場:まつだい「農舞台」(新潟県十日町市松代3743-1)
https://honkbooks.com/dddp28
Daily drawing, Daily page vol.35、東京芸術劇場前広場
<Daily drawing, Daily page vol.35>「東京史/詩」アーカイブZIN
Daily drawing, Daily page vol.34、オンライン(MagicalDraw)
Daily drawing, Daily page vol.32、オンライン(MagicalDraw)
Daily drawing, Daily page vol.31、コ本や(東京)
Daily drawing, Daily page vol.30、コ本や(東京)
Daily drawing, Daily page vol.29、東京藝術大学附属図書館B棟(東京)
Daily drawing, Daily page vol.28、まつだい「農舞台」(新潟)
Related works
Format
book
drawing
painting
workshop
「GEIDAI BIBLIOSCAPE 2019」
・オル太がDAY1に「《Daily drawing, Daily page》vol.29」を開催します。
・メグ忍者がいわかわちほ、嶺川貴子と共に制作した『piping pipe packing』を「オブジェとしての本」にて展示します。
|会期| 2019年9月6日[金]- 8日[日]*東京藝術大学藝祭期間中
|時間|
DAY1(9/6金) 13:00 – 19:00←オル太が参加するのはこの日のみ
DAY2(9/7土) 10:00 – 17:00
DAY3(9/8日) 10:00 – 17:00
DAY1(9/6金)
14:00-18:30
オル太は参加者と共に本を読み、ドローイングを描く「《Daily drawing, Daily page》vol.29」を開催します。
朗読本:病める舞い姫、土方巽
描き方:土粘土、木炭を使い、紙に手足で
|会場| 東京藝術大学附属図書館B棟(東京都台東区上野公園12-8)
|お問い合わせ| geidairam@gmail.com(RAM Association事務局)
|企画| 東京藝術大学附属図書館, 東京藝術大学大学院映像研究科, RAM Association, コ本や honkbooks
|助成| 2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
http://geidai-ram.jp/geidaibiblioscape2019/
《Daily drawing, Daily page》vol.28/2019
『piping pipe』/2019
Format
installation
video
workshop
個展『おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-』
会期:2018年5月22日(火)-6月17日(日)
会場:コ本やhonkbooks、東京
web:https://honkbooks.com/saito-takafumi/
協力:オル太
トークイベント:5月27日(日) 18:00-19:30
金川晋吾[写真家]×斉藤隆文(オル太)
参加料500円/定員15名/要予約
ワークショップ「食しかた」|6月3日(日) 18:00-20:00
山田亮太[詩人]×斉藤隆文(オル太)
言葉遊びのように、ルールと事象が繋がっていく、本展覧会に準ずるワークショップです。
詩人の山田亮太さんをゲストに迎え、参加者それぞれが文章を作り、出来上がった文章を食す試みをします。
参加料1000円/定員10名/要予約
アーティスト・トーク|6月16日(土),17日(日) 15:00-15:20, 19:00-19:20
参加料無料/予約不要
斉藤隆文(オル太)は、本展を「自分自身の立ち位置を確認する装置」として位置づけている。現在を逆照射することを主題に掲げて、家族やコミュニティといった親密圏からそこに潜む身体性や言語に着目して、歴史を語りの詩学として捉え直す表現活動を展開している。祖父から歌い聞かされた日露戦争に関する「しりとり歌」をきっかけにした「おぼろげな凱旋ス」展(2015年, Art Center Ongoing)を構成し直すかたちで、記憶を伝承する身体性や、歴史を語る技法をめぐって、3年越しに改めて迫っていく。具体的には、祖父母と私的な記憶の連関を重ねることによって生成されたオブジェから、同時代的な意味を投げかける。
コ本や紹介文
個展『おぼろげな凱旋ス』
会期:2015年12月2日(水)-12月13日(日)
会場:Art Center Onging、東京
web:https://www.ongoing.jp/tag/video/oboroge/
Pre Ongoing School(アーティストトーク)
日時:12月6日(日)15:00-
料金:1500円 (ケーキとドリンク付き、先着30名様)
ワークショップ:「おぼろげな凱旋ス」ワークショップ
日時:12月13日(日)15:00-
参加費:1,000円(1drink付き+入場料込み 先着30名様)
前年度の二人展を経て Ongoing では初となった斉藤隆文の個展〈おぼろげな凱旋ス〉。斉藤は自身の作品について「過去の事象を探りながら、今の時代を見つめている」と話す。一見すると政治や社会問題に対する批評的な作品のようにも映るが、斉藤の作品の本質は、むしろ過去を見つめることで現代に孕む様々な問題を曝け出している点にあるといえる。本展「おぼろげな凱旋ス」は、幼少時代、斉藤の祖父が歌い聞かせてくれたという日露戦争に関するしりとりの歌をきっかけに着想したという。歴史という概念についての個人的な体験から言及。そもそも、いくら客観性を維持しつつ多角的かつ公平な視点を志したとしても、「純粋な歴史」などというものは存在しえないのかもしれない。次の世代に歴史を残すその瞬間に、その時代時代の価値観や個人の興味、そして思想などが入り交じった「フィルター」がどうしてもかかってしまうからだ。斉藤はそうしたフィルターが幾重にもかけられた過去の事象を冷ややかに見つめることで、私たちが生きていく上で盲目的に享受している「現代」というこの時代、そしてそこに潜む狂気や歪みをあぶり出そうとする。
Art Center Onging 紹介文
『おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-』コ本や 2018年
『おぼろげな凱旋ス』Art Center Onging 2015
Format
book
drawing
workshop
王子にある古本屋、「コ本や」にて毎月行われるイベント「オル太ドローイング大会」。
2016年から始まった。毎月本を選び、その本を参加者全員で朗読しながらドローイングを行う。
誰かが描いたその上から絵を描いても、誰かとともに描いても、一人で描き進めても良い。
vol. 1 : 2016/06/26 宮沢賢治「春と修羅」
vol. 2 : 2016/07/17 江戸川乱歩「パノラマ島奇譚」
vol. 3 : 2016/09/25 江戸川乱歩「パノラマ島奇譚」
vol. 4 : 2016/10/10 カニエ・ナハ「用意された食卓」
vol. 5 : 2016/11/13 安部公房「壁」
vol. 6 : 2016/12/18 北杜夫「牧神の午後」
vol. 7 : 2017/01/29 魯迅「阿Q正伝」
vol. 8 : 2017/02/25 アルベール・カミュ「異邦人」
vol. 9 : 2017/03/26 谷崎潤一郎「陰翳礼賛」、「客ぎらい」
vol.10: 2017/04/30 シャルル・ボードレール「パリの憂鬱」
vol.11: 2017/05/21 屈原「離騒」
vol.12: 2017/06/18 円城塔「オブ・ザ・ベースボール」
vol.13: 2017/07/16 ホルヘ・ルイス・ボルヘス「アトラスー迷宮のボルヘス」
vol.14: 2017/08/27 ミヒャエル・エンデ「鏡の中の鏡」
vol.15: 2017/09/23 武田百合子「犬が星見た」
vol.16: 2017/10/15 アルトナン・アルトー「神の裁きと訣別するため」
vol.17: 2017/12/08 折口信夫「死者の書」
vol.18: 2018/01/21 折口信夫「死者の書」
vol.19: 2018/03/04 ジャックデリダ「盲者の記憶 自画像およびその他の廃墟」
vol.20: 2018/04/03 ジャックデリダ「盲者の記憶 自画像およびその他の廃墟」
vol.21: 2018/06/05 ジャックデリダ「盲者の記憶 自画像およびその他の廃墟」
vol.22: 2018/07/03 ジャックデリダ「盲者の記憶 自画像およびその他の廃墟」、萱野 茂「アイヌの昔話」
vol.23: 2018/08/21 萱野 茂「アイヌの昔話」
vol.24: 2018/10/02 カール・クラウス「人類最期の日々 上巻」
vol.25: 2018/11/07 カール・クラウス「人類最期の日々 上巻」
vol.26: 2018/12/11 カール・クラウス「人類最期の日々 上巻」
vol.27: 2019/01/26 カール・クラウス「人類最期の日々 上巻」
会場:コ本や
https://honkbooks.com
Format
workshop
ARTIST WORKSHOP @KCUA 成果発表展/パヴェウ・アルトハメル+アルトゥル・ジミェフスキ
展示:House of Day, House of Night(昼の家、夜の家)
会期:2016.1.9 (Sat) – 2.7 (Sun)
会場:KYOTO CITY UNIVERSITY OF ARTS ART GALLERY @KCUA
アーティスト:パヴェウ・アルトハメル、アルトゥル・ジミェフスキ、オル太、西山裕希子、丹羽良徳、増本泰斗、松田壯統、水無瀬翔
http://gallery.kcua.ac.jp/exhibitions/20160109_id=7860#ja
京都市立芸術大学では、平成25年より文化庁委託事業「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」として、「アーティストの招聘による多角的なワークショップなどを通じた新進芸術家育成事業」を実施しています。本展は、本年度に実施する3つのワークショップのうち、ポーランドよりパヴェウ・アルトハメルとアルトゥル・ジミェフスキ(ともに美術作家/映像・パフォーマンス・インスタレーション)を講師に迎えた「House of Day, House of Night(昼の家、夜の家)」(2015年7月開催)の成果発表展となります。
ヨーロッパと日本の伝統芸術を巡る、言葉によらない対話をテーマとした10日間のセッションは、その場にいた誰もが、芸術だけではなく、自然、歴史、社会、モラルなどさまざまな問題について、根底から考えさせられるようなものとなりました。
ワークショップ終了後、講師2人は「これまで手掛けてきたワークショップの中で、最も刺激的だった」と評し、いつか京都で「真のアカデミー」を開講したいと言い残してポーランドへ帰国しました。
本展では、ワークショップを題材にした、パヴェウ・アルトハメルとアルトゥル・ジミェフスキの共作による新作映像作品を展示すると同時に、参加者たちによる成果発表として、作品の展示ならびに「真のアカデミー」の名の下に新しい教育機関のあり方を模索する実験を行います。
そして、展覧会の最終週には、講師が再来日します。参加者たちが展開する「真のアカデミー」を目の当たりにして、彼らはどのようなリアクションを起こすのでしょうか。
目撃者として会場を訪れるもよし、「真のアカデミー」形成に主体的に関わるもよし、鑑賞のスタイルも自由です。会期の最後まで何が起こるかわからない、「真のアカデミー」に、ぜひご注目ください。
―–
展覧会最終週には講師2人が再来日の予定でしたが、講師の都合により来日が中止となりました。代わりに、出品作家、オル太のメンバーのうち3人がポーランドへ行き、講師への接触を試みます。会場では、随時その状況を反映していくことになります。
『パンの磔』
小麦粉を捏ねて、竹にくっつける。京都、鴨川の河原で簡易竈に火をおこして小麦粉を焼き、案山子にも見える「パンの磔」を制作する。嵐山から空也の滝まで、それを持ち行進して、滝に打たせる。
『Untitled』
無為の形象として何枚もの折り紙を繋ぎ合わせて仏陀の座像を制作する。それを京都の節分祭のお炊き上げに持参して、燃やし、供養する。
Format
drawing
installation
performance
sculpture
workshop
本展ではこれまでの集大成として、作品『オルガネラ』が当館の中庭に出現し、オル太のパフォーマンスによって命が吹き込まれる。古代からの生命、記憶、リズムを想起させつつ、現代の廃棄物の断片ものぞく土層とともに、巻貝からミジンコ、鶏や牛などの生命体と内臓などの体内モチーフが互いに独立しつつも関係し合う様が、渦巻きのようにねじれ伸びるフォルムでダイナミックに表現される。(キュレーター 吉岡恵美子、「内臓感覚ー遠クテ近イ生ノ声」展カタログより)
オルガネラと呼ばれるそのオブジェは、内と外が地層と内臓として表現され、大きな波のようにうねり捻れている。細胞小器官を意味するこの語を、細胞が共生する為の一つの器と捉えて、自らが一つの細胞となり、オルガネラの周縁で新たな身体の予感を感じて蠢めく。
オルガネラ。
地層と内臓は表裏一体。
大きく波のようにうねりねじれている。
オルガネラ。
アリストテレスは、動物の体壁を「オルガノン」と呼んだ。
オルガネラ。
細胞小器官を意味する語。
オルガネラ。
細胞が共生する為の一つの「器」。
オルガネラ。
その「器」に、細胞が集まり蠢いている。
オルガネラのパフォーマンスは雨の中でも行われる。その日の光景は、生命の進化をうねるように表現された立体、オルガネラが大海を泳ぐようだった。ドローイングは「胎海を泳ぐ」(2013)。ミジンコの中に体をはめ込んだ人物は胎児の記憶を遡り生命の起源を夢想する。
特設webサイト:http://www.olta.jp/organella/
展示「内臓感覚 ー 遠クテ近イ生ノ声」
会期:2013年4月27日(土) ー2013年9月1日(日)
会場:金沢21世紀美術館、金沢
オル太パフォーマンス:「オルガネラ」
会期:2013年4月27日(土) ー2013年9月1日(日)、会期中の金、土、日、祝日
会場:「内臓感覚 ー 遠クテ近イ生ノ声」会場内光庭
ライブ・イベント:「オルガネラナイト ー14歳のインセクト」
日時:2013年8月22日(木)
会場:Kapo-Kanazawa Art Port
時間:19:00~21:00(Open:18:30)
主催:オル太
ゲスト:たんきゅん、だつお
Adv:¥1000Yen/Door:¥1500
※Adv=オル太宛に「8月22日行きます!」などのメール(mail@olta.jp)、またはtwitter(@olta_jp)宛にリプライで1000円!
ワークショップ:「オルガネラワークショップ」
日時:8月8日(木)10:00~17:00
8月9日(金)9:00~12:30
対象:小学生以上で両日参加できる方
定員:10名
講師:オル太
参加料金:2,000円
金沢21世紀美術館:2日間連続オル太『オルガネラワークショップ』
木埜下大祐とのコラボレーションパフォーマンス:「オルガネラ管」
日時:2013年8月11日(日)
フルート奏者としての活動のみならず、作曲家としてアートとのコラボレーションも手がける木埜下大祐を《オルガネラプロジェクト》のコラボレーターとして招き、展覧会場内光庭にて特別パフォーマンスを展開します。
時間:開場時間中随時
会場:オル太の作品が展示されている光庭
2013年7月下旬頃
川久保ジョイとのコラボレーション作品公開開始「オルガネラと特異点の音」
写真家・川久保ジョイとのコラボレーションによるこの企画では、「バイノーラル録音」といわれる特殊な録音技術を用いて収録したパフォーマンス時の音声から、《オルガネラ》と鑑賞者が交錯する新たな視点を提示します。《オルガネラ》をめぐって身体の外と内とで響く二つの音が極めて高い臨場感をもって再現されます。
公開開始日:7月下旬予定
会場:展示室11横休憩スペース
2013年4月28日(日)
「内臓感覚 ー 遠クテ近イ生ノ声」
アーティスト・トーク
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
トーク内容はこちらでお聞きになれます。
金沢21世紀美術館のポッドキャスティング まるびぃ on the RADIO
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1-4: Photo: 安齊重男
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5-6: Photo: 本城直季
7-8: Photo: 牧野智晃、本城直季
オルガネラドローイング:胎海を泳ぐ
2013
素材・技法 色鉛筆、ペン/紙
サイズ H20.2×W28.7cm
オルガネラドローイング:Cell's performance
2013
素材・技法 色鉛筆、ペン/紙
サイズ H17.8×W25.7cm
オルガネラドローイング:アンモナイトを中心に反時計まわり渦中へ吸い込まれる
2013
素材・技法 色鉛筆、ペン/紙
サイズ H25.7×W18cm
オルガネラドローイング:稲と電柱に扮する
2013
素材・技法 色鉛筆、ペン/紙
サイズ H17.9×W25.6cm
オルガネラドローイング:スカラベの転がすあれ
2013
素材・技法 色鉛筆、ペン/紙
サイズ H25.6×W18cm