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ニッポン・イデオロギー

2023-2024 / The Japanese Ideology /

第1章 Dreamの意義
第2章 Gestellの解放
第3章 Deathの権利
第4章 Calmの獲得
第5章 Voiceの反乱
第6章 Ideologyの真相
 
作:メグ忍者
演出:Jang-Chi
出演:井上徹、内田結花、小山薫子、菊地侑紀、斉藤隆文、髙山玲子、中川友香、メグ忍者
 
セノグラフィー:オル太
舞台設計:長谷川義朗
音楽:嶺川貴子、井上徹
イラストレーション:斉藤隆文
衣装:井上徹
照明:藤本隆行(Kinsei R&D)
映像:長谷川義朗、メグ忍者、中川友香、武部瑠人、柴田一秀
プロジェクション:武部瑠人、柴田一秀(神奈川公演)
音響:甲斐宣明 、若月聡作(WHITELIGHT.Ltd)
宣伝美術:ユン・トクジュン
英語字幕:太田恵以
韓国語翻訳:チョ・グナ
演出助手:吉田アミ(神奈川公演)
制作:平岡久美(神奈川公演)、武田侑子(京都公演)
リサーチ協力:林立騎、泉川のはな、上地里佳、仲村祥平、松尾海彦(沖縄)、ユン・トクジュン、チョ・グナ(韓国)
音源提供:筒井潤
 
委嘱・製作:横浜国際舞台芸術ミーティング
共同製作:ロームシアター京都
リサーチ協力:YCAM InterLub 協力:山口情報芸術センター[YCAM]
 
神奈川公演 
YPAM2023
開催日時:2023年12月9日(土)-17日(日)
会場:BankART Station
 
チケット
オーディエンス 1回券:¥1,500
オーディエンス 通し券:¥6,000 ※前売りのみ
プロフェッショナル 1回券:¥1,000
プロフェッショナル 通し券:¥4,000 ※前売りのみ
 
主催:特定非営利活動法人国際舞台芸術交流センター、神奈川県民ホール(公益財団法人神奈川芸術文化財団)、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2))|独立行政法人日本芸術文化振興会
事業名:JAPAN LIVE YELL project 神奈川県アートキャラバンコンソーシアム2023
 
京都公演
開催日時:2024年1月13日(土)、1月14日(日)
会場:ロームシアター京都 ノースホール
Aプログラム(第1~3章)
Bプログラム(第4~6章)
 
チケット
Aプログラム、Bプログラムのみの場合
一般3,000円、ユース(25歳以下)1,500円
A・Bプログラム通し券(前売り販売/一般のみ)
一般4,200円
 
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業 (アートキャラバン2))|独立行政法人日本芸術文化振興会
事業名:JAPAN LIVE YELL project 神奈川県アートキャラバンコンソーシアム2023

YPAM 2023
BankART Station
撮影:前澤秀登

ロームシアター京都 ノースホール
撮影:松見拓也

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メグ忍者個展「キャピタリズム」

2024 / MEGUNINJA

メグ忍者は、1988年生まれ、千葉県出身。大量生産される商品や趣味性から増殖し続ける素材に着目し、日用品や日常を批評性を持って見つめる作品を制作する。
 
初の個展となる本展では、人々の消費と欲望を一つの資本主義の象徴として表す彫刻が点在する。毎日増え続ける紙袋の存在を資本主義の「自然」と捉えて日々のドローイングを表面に出現させ、過剰な現代の物欲をコンクリートやウレタンフォームで充填し、変容させる。
 

開催日時:2024年1月19日(金)– 2月11日(日)12:00-19:00、金土日のみ開廊
 
会場:CAPSULE(東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F)
https://capsule-gallery.jp

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漂白と遍歴

2023 /

伊豆諸島の神様達が集まったとされる神津島を舞台に、様々な立場から島に関わる人とつながり、それぞれの暮らしや考え方を学び合うことを目指したアートプロジェクト「HAPPY TURN/神津島」。「アーティストプログラム in 神津島」の一環として、2022年春からアーティスト集団「オル太」を招聘し、神津島の歴史や風土のリサーチを通じた作品制作を続けてきました。『漂白と遍歴』では、島の空き家「ちょうべえ」を舞台にプログラムの成果発表となる展示、パフォーマンスを行います。島に流れ着く様々な漂流物を神として祀る信仰の逸話から着想を得た本展では、独特の風習が残る神津島の歴史だけでなく、海を隔てた他国との関係まで思い巡らされます。島民へのインタビューや文献調査を繰り返し、実際に島で収集された漂流物などで制作された作品からは、豊かな自然や神話と人々の関わりから現在に至る暮らしとの結びつきを考えるきっかけになるでしょう。
 
展示日時
2023年2月13日(月)-2月19日(日)
 
パフォーマンス
2月17日・18日・19日
 
会場
ちょうベえ(東京都神津島村神津島村818)
 
公演定員
各日程15名
 
主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人シマクラス神津島
 
https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/events/56184/
http://happyturn-kozu.tokyo/2023/02/12/olta2/

《戦闘機と筏》
映像

《タンチョウのデコイ》
漂着物、JALの時刻表

《第一列島線と第二列島線のデコイ》
漂着物、木材、プラスティックの皿に油彩

《シチフク》
既製品の木彫に油彩、アメリカ芋

《デイリー・ファウンド・オブジェ 神様》
漂着物、接着剤

《Interview card》
紙にインクジェットプリント、ミクストメディア

《ターナス》
瓶、水、他

《寄物の道》
椰子の実、釣り竿、釣り糸、他

写真:縣健司

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漂白と遍歴

2023 / TRANSMISSION PANG PANG 2017- /

伊豆諸島の神様達が集まったとされる神津島を舞台に、様々な立場から島に関わる人とつながり、それぞれの暮らしや考え方を学び合うことを目指したアートプロジェクト「HAPPY TURN/神津島」。「アーティストプログラム in 神津島」の一環として、2022年春からアーティスト集団「オル太」を招聘し、神津島の歴史や風土のリサーチを通じた作品制作を続けてきました。『漂白と遍歴』では、島の空き家「ちょうべえ」を舞台にプログラムの成果発表となる展示、パフォーマンスを行います。島に流れ着く様々な漂流物を神として祀る信仰の逸話から着想を得た本展では、独特の風習が残る神津島の歴史だけでなく、海を隔てた他国との関係まで思い巡らされます。島民へのインタビューや文献調査を繰り返し、実際に島で収集された漂流物などで制作された作品からは、豊かな自然や神話と人々の関わりから現在に至る暮らしとの結びつきを考えるきっかけになるでしょう。
 
日時:2023年2月13日(月)~2月19日(日)
※13日、16日、17日は19:00、18日、19日は16:00終了
※2月14日・15日は島の風習、二十五日様のため15:00終了
パフォーマンス日時:17日19:30〜、18日16:30〜、19日16:30〜
 
会場:ちょうベえ(東京都神津島村神津島村818)
※駐車場はございません。
 
公演定員:各日程15名(申し込み優先)
 
料金:無料
 
※展示観覧は申し込み不要。時間内でしたらいつでもご覧いただけます。
※2月17日・18日・19日はパフォーマンス準備のため、開演30分前から展示を観ることはできません。
※開場は開演の10分前からとなります。
※パフォーマンス中、会場外に移動する可能性があります。
 
https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/events/56184/

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YPAM2022ディレクション『ニッポン・イデオロギー(仮)』

2022 / Hyper Popular Art Stand Play 2017- Land of the Living /

「かつては神の国。現世は苦行なのか。私たちはこの国に生まれ、生きている。世界に遅れを取らないために走り続けた神の国、ニッポン。私たちは今の社会をどのように享受し、または耐えなければならないのか。家庭や学校、職場という集団の中で現れてくるイデオロギーの徴発」——ジャンルを横断した活動を展開するアーティスト・コレクティブ、オル太が、YPAMで2年間にわたり、「ニッポンのイデオロギー」がとる日常的形態のパフォーマティブな分析に取り組みます。無意識の言葉、不可視の不安と欲望からつくられる感覚の集積。教育から、憲法から、広告から、ブラウザから、あるいはコンビニやファーストフード店やスーパーマーケットから、日々再生産され、動員されているイデオロギー。ニッポンのイデオロギーは永久に不滅なのでしょうか? 今年はワークインプログレスとしての試演。YPAM2023で完成作品を初演予定です。
 
会場
KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町281
 
日時
2022.12.9(金) 18:00 – 21:20
12.10(土) 13:30 – 16:50
12.11(日) 13:00 – 16:20
休憩あり
 
作・演出:オル太
ドラマトゥルギー:林立騎
ゲスト出演:内田結花、小山薫子、菊地侑紀、武田力、中川友香、捩子ぴじん、嶺川貴子、他
ロボット制作:小林椋
照明:武部瑠人、藤本隆行(Kinsei R&D)
映像:武部瑠人
音響:濵田夢花・加登匡敏(MUSA ENTERPRISE)
制作:飯川恭子、柴田聡子
 
主催:特定非営利活動法人国際舞台芸術交流センター
共催:横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
 
YPAM2022ウェブサイト
https://ypam.jp/programs/dr80
 
お問い合わせ(メール)
info@ypam.jp
お問い合わせ(電話)
045-264-6514
 

内田結花
ダンサー、振付家。NPO法人DANCE BOX主催「国内ダンス@神戸」参加を機に、黒沢美香、紅玉、セレノグラフィカ、ジェコシオンポ、チーム・チープロなどの作品に出演、アートプロジェクトに多角的に参画する。近年では、ダンサー中根千枝との協働作品「暮らし」をシリーズ化し、屋内外問わず様々な環境で発表を続ける。シリーズのひとつ『移動する暮らし』は2020年度KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD最終審査会選出。
 

小山薫子
東京都出身。俳優。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科卒業。劇団「ままごと」に所属。2018年、俳優2人による演劇ユニット「humunus」(フムヌス)を結成。環境や空間を構成する物質やその肌理などを、声と身体でうつしとる表現を試みている。​2020年よりユニットとして福島県富岡町と東京との2拠点でリサーチと創作を続けている。ツアー演劇「うつほの襞/漂流の景」(2021-2022)、上演+展示企画『〈砌と船〉ーうつつ、揺蕩い』(2022)など。
 

菊地侑紀
茨城県出身。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科卒業。音楽劇「夜のピクニック」深作健太演出・古川悦子役としての出演を皮切りに、初恋タロー20周年記念舞台「お笑い家族」「Devil May Cry -THE LIVE HACKER-」PAPALUWA10周年記念特別公演「SUPER SUMMER INTRASQUAD GAME!!」「big the Musical」など舞台を中心に活動。
 
Photo by Kenji Seo
武田力
演出家、民俗芸能アーカイバー。俳優としてチェルフィッチュや飴屋法水氏の作品に参加。3.11を機に演出家に。警察の指導、たこ焼き、小学校の教科書など日常的な素材を扱い、劇場外での演劇作品を多く手掛ける。また、各地の過疎集落に継がれる民俗芸能の復活/継承事業を行なっている。横浜市芸術文化振興財団2016, 17年度クリエイティブ・チルドレン・フェロー。2019年度国際交流基金アジアフェロー。九州大学非常勤講師。
 

中川友香
1999年、松本生まれ。俳優。主な出演作に、関田育子「浜梨」(2019)、新聞家「弁え」(2021)、篠崎誠監督『きみの面影をいまだ夢みる』『ひかりのなかでよむ』(2021)。2022年、俳優2人組のユニット「再演企画」を始動し「ここから発つ」を上演。新聞家「とりで」(2023年2月)、松田正隆「文化センターの危機」(2023年2月)に出演予定。
 
Photo by Kai Maetani
捩子ぴじん
ダンサー・振付家・neji&co. 主宰。2004年まで舞踏カンパニー大駱駝艦に所属。自身の体に微視的なアプローチをしたソロダンスや、ダンサーの体を物質的に扱った振付作品を発表する。THEATRE E9 KYOTOアソシエイトアーティスト。セゾン文化財団セゾン・フェロー。

 

嶺川貴子
1990年頃より歌うことを始める。「Roomic Cube – a tiny room exhibition 」(1996)など、国内外で8枚のアルバムを発表、様々な表現者とのコラボレーション/音楽制作を経て、今に至る。近年では、池田扶美代によるワークショップ&ショーケース『Powewrlessness』(2017) への参加、ギタリストのDustin Wongとの三部作アルバムのリリースや灰野敬二との共演がある。
 

小林椋
1992年東京都生まれ。2017年多摩美術大学大学院修士課程情報デザイン領域修了。2019年京都市立芸術大学大学院修士課程彫刻専攻修了。ある事物に対して、物理的な装置やオブジェを介入させることで生まれる飛躍や不和を観察しながら作品を制作する。時里充とのユニット「正直」でも活動。

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Safari Firing

2022 / Firing /

東京都の離島「神津島」での1日限りのアートイベント

神津島は人口約1800人、一島一村の離島であり、伊豆諸島の有人島としては最西端の島です。島の形はひょうたん型をしており天上山(標高572m)を中心とした北部と、秩父山のある南部とに大きく分けられ、Safari Firingでは村内から北西部の海岸沿いを中心に開催します。
島名の由来は、伊豆の島々を作るために神々を集めて話し合う場がこの島であったことから「神集島」と言われています。この神々の話し合いとされる場所を舞台とし、概念的に「火を起こす」ことを想像する移動型のパフォーマンスイベントを開催いたします。
公共の場所でどのように火を起こすことが可能かを問う企画「Firing」の3回目の開催である。
Safariの意味は狩猟や探検である。普段Apple製の機器を使用している者にとっては、興味のある言葉を入力し検索することができるウェブブラウザでもおなじみであり、ウェブに漂う情報すらも狩猟・探検の対象となった。
今回の開催地は伊豆諸島の神津島。キリスト教が禁教となった時代では“ジュリアおたあ”という名のキリシタンがこの島にも流された。しかし、流人は島を変革する開拓者でもあった。島流しにあった者はどのように島を開拓し、生き延びようとしたのか。一般とは異なる思想や行動原理を持ち、強制的にゲームチェンジを促すものは火を消されるように、法によって追放させられるアウトローである。
15世紀から19世紀ごろにかけて、ハイウェイマンという、いわゆる追い剥ぎやひったくりのような者が存在した。彼らは突如として馬に乗って現れ、旅行客や通行人を狙い強盗をし、彼らの多くは見物人達のいる最中、斬首台で処刑された。
突然に現れては物事を起こすパフォーマーもまた、通行人の行き先を阻む。火を起こすことを目的とする本企画もまた、アウトローの誕生を促しているとも言える。
 
Participating artists
 
井上徹
オル太
カニエ・ナハ
玄宇民
contact Gonzo
高見澤 峻介
百頭たけし
嶺川貴子
 
「公共の場所でどのように火を起こすことが可能か」を実践し検証するパフォーマンスイベント「Firing」。メグ忍者が構想して始まった本プロジェクトは、多摩川でのアーティストミーティングから始まり、都内某所のキャンプ場にて2回目を開催し、そしてついに離島へと渡る。3回目となる今回は、共同ディレクターに吉田山を迎え実施する。キーワードは「火」であることを前提とするが、実際に火を起こすとは限らない。インターメディアにパフォーマンスが行われる。
 
Information
日時:2022年9月13日(火)
場所:神津島 テラマチ(東京都神津島村998番地)・その地島内
参加費:20,000円(宿つき)
締切先着順で定員に達し次第締切ます。
 
企画:吉田山、メグ忍者、Jang-Chi
運営:オル太
制作:飯川恭子
主催:オルターマイン実行委員会
協力:一般社団法人シマクラス神津島
助成:公益財団法人セゾン文化財団
 
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1,3,8 写真:松見拓也
2,4-7,9-11 写真:百頭たけし

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耕す家:不確かな生成

2020-2022 / House 2009- /

数年間使用されてこなかった土地に仮の家を建て、住みながら、投機と回収という高度に産業化した農業とは別のモデルを模索した。本プロジェクトは、以前に行なったものを守谷市の土地の特長を踏まえながら改編したものだ。《耕す家》は道具を置く「納屋」とベッドやコンポストトイレといった「家」としての機能を持つ。壁の一部は、舞台として畑の方へと開かれる。畑では、コンパニオンプランツや草マルチを用いて不耕起栽培という実験的な農法を採用し、一代限りの作物しか実らせないF1種ではなく在来の種を使っての作物栽培を行った。作物の成育する過程を観察し、この場所で拾ったプラスチックやアルミ缶などの人工的な素材に版画として描く。また、土地に自生している竹や葛を利用して、オブジェクトをつくる。農作物を調理して食べ、米ぬかや籾殻を利用し、排泄物を堆肥に変える。産業化した農業の隙間を縫うようにして進められたこのプロジェクトの過程で、版画やフロッタージュ、ドローイング、また収穫物は生まれ、アーカススタジオや近くの畑や小屋で展開された。
 
『耕す家:不確かな生成』
日時:2022年2月2日(水)~3月14日(月)13:00-17:00
場所:茨城県守谷市内
公開内容:
1.《耕す家》内部
2. 農作物(国分鮮紅長人参、青首大根)の収穫
3. 籾殻燻炭で焼いた陶芸作品、竹細工、版画作品、アルミ缶日誌など
4. 大根や人参の葉で作ったお茶
装備:汚れても良い靴、暖かい服装
 
アーカスプロジェクト 2020-2021 いばらき アーティスト・イン・レジデンスプログラム』
参加アーティスト: イエヴァ・ラウドゥセパ(ラトビア)、ミロナリウ[クロディアナ・ミローナ&ユァン・チュン・リウ](アルバニア/台湾)、オル太(日本)
 
https://www.arcus-project.com/assets/pdf/ARCUS_Project_Activity_Report_2020-2021.pdf

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1-3、5、7、9-13、写真:加藤甫
4、6、写真:縣健司

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《耕す家:不確かな生成》公開のお知らせ

/ House 2009- /


 
現在アーティスト・コレクティブ、オル太は、2020年度から2021年度にかけてアーカスプロジェクトのアーティスト・イン・レジデンスプログラムに選出され、今年度からは守谷に滞在して制作を行っています。
 
現在、守谷市内の土地に、小屋を建てて住みながら農耕を行う《耕す家:不確かな生成》を実施しております。
 
《耕す家》は2019年に千葉県北東部の水田にある不耕作地に建て、稲の収穫まで滞在し、農耕と芸術から活動する生を問うプロジェクトとして始動しました。独自で作られた移動可能の仮設建造物には、道具を置く「納屋」とベッドやコンポストトイレといった「家」としての機能を持ち、壁の一部は、舞台として畑の方へと開かれます。今回、使用されていなかった土地に仮設興行場としての建築許可を取得し、2021年4月より不耕起栽培から農作物を育て土壌や環境に合わせた農法を実践しています。また、この場所で拾ったプラスチックやアルミ缶などの人工的な素材を使用した版画、収穫した農作物のフロッタージュ、土地に自生している竹や葛を利用したオブジェクトを制作します。ここでの生活では、農作物を調理して食べ、排泄物を米ぬかや籾殻を利用して堆肥に変えます。空き地を起点として、自然との協同を見出します。
 
《耕す家:不確かな生成》
日時:2022年2月2日(水)~3月14日(月)13:00-17:00
2月25日(金)までの公開の予定でしたが3月14日(月)まで公開を延長致します。
場所:茨城県守谷市内(お問合せいただいた方にお知らせいたします。)
※ご来場の際はメール(mail@olta.jp)にて、ご来場日時をお知らせください。
公開内容:
1.《耕す家》内部
2. 農作物(国分鮮紅長人参、青首大根)の収穫
3. 籾殻燻炭で焼いた陶芸作品、竹細工、版画作品、アルミ缶日誌など
4. 大根や人参の葉で作ったお茶
装備:汚れても良い靴、暖かい服装
 
お問合せ:mail@olta.jp
 
【耕す家:不確かな生成 プレスリリース】
 
 
アーカスプロジェクト2021 いばらき
オンライン・オープンスタジオ特設ウェブサイト公開のお知らせ
【特設ウェブサイトURL】
https://www.arcusprojectopenstudios.com
【期間】
2022年3月5日(土) – 3月27日(日)
 
2020年度から2021年度にかけ、2箇年にわたって実施したアーティスト・イン・レジデンスの成果発表を、本日から3月27日までアーカスプロジェクト特設ウェブサイトにてご覧いただけます!
サイトにて映像作品《耕す家:不確かな生成》を視聴することができます。
また、作品について語るトークも公開されております。

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Take Don Quijote's cue from a...

2021 /

友人、恋人、同僚との待ち合わせ、居酒屋や風俗などの客引き。ここでは、いつも誰かを待つ人がいる。劇作家サミュエル・ベケットによる戯曲『ゴドーを待ちながら』では、二人の浮浪者が正体不明のゴドーの待ちぼうけを食わされる。この二人は、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスによる小説『ドン・キホーテ』に登場するドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャとサンチョ・パンサになぞらえている。妄想癖のある主人公ドン・キホーテは檻の中の二匹のライオンに勝負を挑む。ライオンに戦意はなく、ドン・キホーテは待ちぼうけだ。大きな風車が巨人に見えて突撃する。
かつて演歌の殿堂「新宿コマ劇場」があった「シネシティ広場」。ここにはライオン、ペンギンの2種類の動物が同居している。ライオンズクラブによるライオンの銅像があり、その近くに激安の殿堂「ドン・キホーテ」のマスコットキャラクター、「ドンペン」Tシャツやサンダルを履いている若者がいる。「ドンペン」のブレークのきっかけは、ドン・キホーテ 新宿歌舞伎町店でドンペングッズを1階のコーナー展開で販売を始め、そのドンペングッズを着用した「地雷系」や「量産型」といったファッションやメイクを好むZ世代がSNS上で写真を拡散した。ペンギンは金星にしかない「ホスフィン」という物質を排泄するらしい。「それでも地球は回っている」天文学者ガリレオが聞いたらどう思うだろうか。
 
歌舞伎町のバー兼ギャラリー「デカメロン」の数軒隣りでタロット占いをしてもらった。カードをめくり、出た絵柄をつないでいく。占星術で数字の6は金星であり、金曜日、15〜24歳、パステル調の色を表す。
 
シネシティ広場横に建っている新宿地球会館にはバー「ムーランルージュ」があったらしい。調べてみるとシネシティ広場の新宿劇場(第二次)に風車の看板があった。今もそこで事業展開するヒューマックスグループは、以下のように記している。「その歴史は、戦後復興さなかの1947年、“ムーランルージュ新宿座”の劇場再建から始まります。同じ年に新宿歌舞伎町復興の最初の映画館として「新宿地球座」 を開館しました。」戦後のムーラン・ルージュの復活は、ヒューマックス創業者で台湾人の林以文により本格的なものとなったが、実際には戦後の新宿復興に重要な役割を果たし、戦後の新宿の繁華街は駅東口の角筈から新たに誕生した歌舞伎町へと移る。
歌舞伎町や西新宿は、かつては角筈(つのはず)という同一の地名で、昭和の戦前・戦中までは、この武蔵野通りを含む角筈界隈が最も賑やかな場所であった。
 
新宿駅東南口近くの武蔵野通りに「ムーラン・ルージュ新宿座」という小劇場があり、看板には風車が掲げてあった。ムーランルージュとは、フランス語で赤い風車を意味する。第一回公演(昭和6年12月31日)で装置を担当した吉田謙吉はエとロの書いた紅提灯を舞台一杯に吊り、さらに考現学者として観客についても『レヴユーの見物風俗』と題して身なりなどをレポートし、都市風俗の分析を行った。また、ここで演じられた小市民喜劇の中に、例えば折口信夫に師事した脚本家の伊馬鵜平が都市郊外と住人を描いたものがある。東京の西郊外、中央線で新宿と繋がる荻窪・阿佐ヶ谷界隈での生活から日常の中に豊かな生活感情を漂わせる郊外の生活と見え隠れする虚無や倦怠。共産党員だった村山知義が昭和八年末に出獄された後によく行った劇場としてムーラン・ルージュをあげ、その理由として他の小屋とは違う一種のあどけなさについて言及している。
 
そして現在(2021年10月)、「ムーラン・ルージュ新宿座」があった場所に行くとドン・キホーテ 東南口店がある。
 
展覧会「オカルティック・ヨ・ソイ」
キュレーション:檜山真有
出品作家:オル太、原田裕規
会期
2021年10月29日(金)~2021年12月12日(日)
時間
16:00〜26:00
 
会場
デカメロン(〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-12-4)
http://decameron.jp/
 
作品解説:
オカルティック・ヨ・ソイ:オル太の作品について|檜山真有
 
映像
《Take Don Quijote’s cue from a…》シングルチャンネルカラーサウンド/44min, 19sec.
《The 4 Red Herrings》シングルカラーチャンネル/11min, 24sec.
撮影:山科晃一、オル太
編集:メグ忍者

《金星の移動》
キュー、ビリヤードボール、その他

《A bird in the hand is worth tow in the bush.》
インクジェットプリント、その他

《Don Quijiote and Sancho Panza》
インクジェットプリント、その他

《Donpen》
インクジェットプリント、その他

《シネシティ広場、ライオン像横》
紙、水彩

《サンスターのトランプ》

《ライオンの広告》

《シネシティ広場、Game Panic前》
紙、水彩

《シネシティ広場のためのドローイング》
紙、水彩

写真:光岡幸一

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オカルティック・ヨ・ソイ

2021 /

オカルティック・ヨ・ソイ
 
オル太、原田裕規
キュレーション:檜山真有
 
会期 2021年10月29日~12月12日
会場 デカメロン
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-12-4 2F
開館時間 16:00~02:00(土13:00~02:00、日13:00~20:00)
休館日 月 ※臨時休業の可能性あり。最新情報は公式ウェブサイトにて要確認
観覧料 500円
助成 公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人小笠原敏晶記念文化財団
 
http://occulticyosoy.com
https://decameron.jp
 
東京を拠点に活動するアーティスト集団・オル太と、原田裕規の新作展を開催いたします。
オル太は都市や街に根付く土着の空気感を綿密にリサーチし、演劇やゲームなどの親しみやすい形式で発表してきました。また、原田は心霊写真やオープンワールドゲームなどをモチーフに、作家自身の身体や認知の限界に挑みながら、「イメージの倫理」を模索する作品を発表してきました。
新作の制作にあたり、オル太は新たに都市のリサーチを行い、演劇とインスタレーション・アートの形式を踏襲した新しい形の作品を制作・発表いたします。また、原田はあらゆるコミュニティ、欲望、歴史からも見捨てられた市井の人々の写真群を用いて、情報を再結晶化させる「One Million Seeings」シリーズの新作映像を制作・発表する予定です。
 
本展は以上2組による新作展となります。会場であるデカメロンは、ボカッチオの小説である『デカメロン』になぞらえ2020年7月に誕生したギャラリーで、1階にバーを併設しており、本展に合わせたオリジナルモクテルを販売予定です。
 
「オカルティック・ヨ・ソイ」という展覧会名はキュレーターの檜山真有がつくった造語です。オカルトはラテン語: occulere の過去分詞 occulta(隠されたもの)を語源とし、目で見たり、触れて感じたりすることのできないことを意味します。ヨ・ソイ(Yo Soy)はスペイン語で「私は(I am)」という意味です。
自分の輪郭というのはヨソ(余所)からの見えと、ソイ(素意)により出来上がる。そこに偶然性や超自然的現象などの目で見たり、触れて感じることのできない現実と想像のはざまを往来して立ち現われるものから自分の輪郭を見出す、という意味が込められています。

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『Artist Inter-view Project いつかの驚きに触れる』に掲載されました

2021 / Hyper Popular Art Stand Play 2017- /

井上徹&斉藤隆文(オル太)インタビュー「都市の身振りを再演するー「超衆芸術スタンドプレー」について」、下記URLよりご覧になれます。
https://note.com/itsukano_odoroki/n/n45806e715966

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超衆芸術スタンドプレー 夜明けから夜明けまで

2020 / Hyper Popular Art Stand Play 2017- /

東京下町の工場でセットを用いて撮影され、その映像とインスターレーションが展示された。1911年から1930年にかけて行われた荒川放水路の建設では、人の手によって巨大に広げられ、多くの在留朝鮮人や中国人も働いた。そして、1923年9月1日に発生した関東大震災直後、流言飛語によって多くの朝鮮人が虐殺された。今ではマンションも立ち並び、東京スカイツリーによって大きく変化した街並みの背景には、多くの人々の苦難の歴史や分断によってできた営みがある。舞台のセットは、関東大震災の翌年、大正13(1924)年に開設された日本初の新劇の常設劇場「築地小劇場」において、村山知義がデザインし、今和次郎らも制作に加わったゲオルグ・カイザー作(土方与志演出、千田是也出演)『朝から夜中まで』の舞台美術や関東大震災下で今和次郎が採集したバラック建築のスケッチを参照している。街を歩き、徐々に明らかになっていく街の記憶、成り立ち、朝鮮人虐殺の証言、生活する現代の住民の身振りなどを捉え、それらを元に、演技、ナレーション、漫画などの重層的な語りによって過去から現代の事象を紡ぐ。
 
出演 田上碧、星葡萄、中島百合絵、遠藤純一郎、ヨネザワエリカ、井上徹、川村和秀、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者
 
舞台設計・CGデザイン 長谷川義朗
舞台制作・道具・衣装 オル太
漫画 斉藤単勝
音響・録音 井上徹
撮影・映像編集 縣健司
脚本・映像編集 メグ忍者
演出・構成 Jang-Chi
 
展覧会
会期:2020年11月7日(土)〜29日(日) ※金・土・日および23日(月・祝)のみ開場
時間:10:00〜19:00
会場:北條工務店となり(〒131-0032 東京都墨田区東向島3-22-10)
入場無料・事前予約制(90分入れ替え制・各回定員15名)
 
アーティストトーク
日程:11月8日(日)19:30〜21:00
登壇者:オル太、青木彬(「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」ディレクター)
ゲスト:山本浩貴(文化研究者/アーティスト)
 
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、一般社団法人うれしい予感
助成:すみだ文化芸術活動助成金
 
ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―
・紹介ページ
 
レビュー:
「演じる」ことで描き出す都市の歴史と現在。北出智恵子評|美術手帖
 
・井上徹&斉藤隆文(オル太) インタビュー「都市の身振りを再演する—「超衆芸術スタンドプレー」について 」|企画編集:西本健吾|いつかの驚きに触れる
 
・新しいアートのカタチ|志賀信夫|Tokyo Live & Exhibits

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1-4 写真:縣健司

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『超衆芸術スタンドプレー 夜明けから夜明けまで』

2020 / Hyper Popular Art Stand Play 2017- /

会期
11月7日(土)〜29日(日) ※金・土・日および23日(月・祝)のみ開場
時間
10:00〜19:00
会場
北條工務店となり(〒131-0032 東京都墨田区東向島3-22-10)
鑑賞について
入場無料・事前予約制(90分入れ替え制・各回定員15名)
展覧会をご覧になるにはこちらの申し込みフォームよりお申し込みください。
申し込みフォーム
https://airrsv.net/fanfan-practice2020/calendar
※社会状況の変化に応じて鑑賞方法に変更が生じる場合がございます。最新情報はFacebookページをご確認ください。
 
概要
2018年から墨田区北東部を拠点に、地域における「対話」や「学び」をテーマに活動を行ってきた「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」では、これまでの気づきを具体的なアクションへと繋げていく「プラクティス」プログラムとしてアーティストのオル太を招聘し、展覧会『超衆芸術スタンドプレー夜明けから夜明けまで』を開催いたします。
2000年代初頭、様々な地域でアートプロジェクトが盛んに行われたのと同様に、墨田区でもアーティスト・イン・レジデンスや、オルタナティヴスペースが活発化していました。
そして、その流れは一過性ではなく、現在まで継続して様々なクリエイターが移り住むことで地域コミュニティや文化的な土壌が耕され、街がゆるやかな変化を見せてきました。しかし、この数年の間に東京スカイツリーの建設をきっかけとした駅前の開発、耐震対策による建て替え、そして大学の誘致などにより、街の大きな変化も目に止まります。このような大きな変化は今に始まったことではないでしょう。時代を遡ると100年ほどの間に、関東大震災や東京大空襲など街の景色を一変するような出来事もありました。
街のアイデンティティはこうした大小様々な変化によって形成されていますが、複雑な変化をたどってきた歴史の中には、現在行われている“まちづくり”のようには“まち”をかたちづくることの無かった人々の声、風景としては残ることのなかった人々の生き方が存在していたのではないでしょうか。
本展を通じて、都市計画や産業構造、様々な人種やジェンダーの中で画一的には語れない、時代を超えた一人一人の小さな歴史を想像することで、現在を振り返り、そして未来の“まち”の景色を想像してみます。
 
関連イベント
アーティストトーク
日程:11月8日(日)19:30〜21:00
会場:北條工務店となり
登壇者:オル太、青木彬(「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」ディレクター)
ゲスト:山本浩貴(文化研究者/アーティスト)
参加費:無料(要事前申し込み・定員15名)
ご参加される方はこちらの申し込みフォームよりお申し込みください。
ゲストプロフィール
山本浩貴(文化研究者/アーティスト)
1986年千葉県生まれ。一橋大学社会学部卒。ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツにて修士号と博士号を取得。2013~18年、ロンドン芸術大学トランスナショナル・アート研究センター博士研究員。韓国のアジア・カルチャーセンター研究員、香港理工大学ポストドクトラル・フェローを経て2020年1月より東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科助教。京都芸術大学美術工芸学科非常勤講師。著書に『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(中央公論新社、2019年)。
 
アーティストプロフィール
オル太
2009年に結成された、井上徹、川村和秀、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chiによる6人組のアーティスト集団。これまでに、ゲームや祭りなど、特定の共同体において見られる集団的な行為とそこで繰り広げられるコミュニケーションに着目し、それらを再編・再演する作品を手がける。近年の主な活動に「超衆芸術スタンドプレー」(ロームシアター京都× 京都芸術センターU35 創造支援プログラム”KIPPU”、2020)、「青森EARTH2019:いのち耕す場所-農業がひらくアートの未来」(青森県立美術館、2019)、「Hybridizing Earth Discussing Multitude」(釡山ビエンナーレ、2016)など。第14回岡本太郎現代芸術賞にて岡本太郎賞受賞。
 
https://olta.jp
主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、一般社団法人うれしい予感
助成
すみだ文化芸術活動助成金
 
「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」とは
多くのアトリエやオルタナティヴ・スペースが集まる東京都墨田区北部(墨東エリア)において、点在する文化拠点との連携やアートの思考を通じて、「学びの場」を形成するプロジェクト。
http://fantasiafantasia.jp/
お問い合わせ
ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―事務局
E-mail:info@fantasiafantasia.jp
 
※プログラムの内容は変更になる場合がございます。
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営及びご案内にのみ使用いたします。
※本事業は「東京アートポイント計画」として実施しています。
※本事業は、マスクの着用や手指・道具等の消毒、3密回避など、新型コロナウイルス感染予防対策を講じたうえで実施します。具体的な対策についてはこちら(PDF)をご覧ください。参加者の皆様にもご協力をお願いします。

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WEB上映《RAM PRACTICE 2020 – Online Screening》に参加

2020 / House 2009- /

RAM Association主催のWEB上映会に参加します。3日間限定で新作《 耕す家でのストーリーズ 》をご覧いただけます。下記のフォームより申し込み下さい。
 
《 RAM PRACTICE 2020 – Online Screening 》
 
|日程| 2020年3⽉27⽇[金]9:00 - 29日[日]26:00
|視聴方法| フォームよりお申込みいただいた方に、配信URLをお送りします。
|お申込みフォーム| https://forms.gle/X1nw9WTiwyDEM9qQ9
|視聴料| 無料
|参加アーティスト|
倉谷卓 / 小林太陽 / 坂本裕司 / ジョイス・ラム / 土本亜祐美 / 大和由佳 / 吉田高尾 /
エルサムニー・ソフィー / かわかみしんたろう / 佐藤未来 / Eclipse Project / 岡田直己 /
青柳菜摘 / オル太 / カニエ・ナハ / 玄宇民 / 潘逸舟
|WEB|http://geidai-ram.jp/rampractice2020/
    http://geidai-ram.jp/rampractice2020/olta/
|主催| 東京藝術大学大学院映像研究科(RAM Association)
|助成| 2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
|お問い合わせ| geidairam@gmail.com(RAM Association事務局)

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耕す家

2019 / House 2009- /

オル太は「collective(英: 集団的、集合的)」であることに極めて自覚的なアーティスト集団です。その活動はメンバーが持ち寄ったアイデアを、ドローイングをもとに描き合わせ、作品コンセプトとして興すことから始まります。そうしてオル太は個性の発揮とは別のところで、個々の身体感覚や経験をベースに社会や歴史と向き合うための器であろうとし続けてきました(《ドグウニンゲン》《GHOST OF MODERN》など)。また土着の祭りの所作を積極的に取材し、制作したボードゲームを様々な国や地域の参加者とプレイし、新たな芸能として立ち上げる近年のプロジェクト《TRANSMISSION PANG PANG》などに見られるように、オル太の制作は仮設の場を立て遊ぶことから、幻想の共同体を構築し、現実社会を捉えなおそうとする点に特徴があります。そんなオル太の作品から今回の展示では、日本のどこか地方で制作と耕作を共に行う場——《耕す家》やそこで行われた「大嘗祭」を踏まえたインスタレーション作品を紹介します。そうして食と社会を支える「農」の営みにオル太の身体感覚に根ざした共同幻想が迫る。そこには根を同じくすると言われる文化(英: culture)と耕すこと(英: cultivate)の網の目からこぼれ落ちる土を養分として、大地を耕そうとするミミズを想起するとともに、米を始めとする様々なモノと連帯しながら生きる人びとという、古く新しい「常民」像を見て取ることができるようです。
(奥脇嵩大、「青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」カタログより)
 
レビュー:
・農業から見えるこの国の課題。保坂健二朗評「青森EARTH2019:いのち耕す場所 −農業がひらくアートの未来」|美術手帖
・「ローカル」とは何か:青森県立美術館の二つの展覧会をめぐって|工藤健志|artscape
 
展示「青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」
会期:2019年10月5日(土)-12月1日(日)
会場:青森県立美術館、青森
 
http://www.aomori-museum.jp/ja/event/88/#anchor4
 
オープニングパフォーマンス
日時:10月5日(土)13:00~13:45
出演:オル太
集合:エントランスギャラリー
料金無料・申込不要
 
2 連続講座「美術館堆肥化計画」【青森県立美術館サポートシップ倶楽部共催事業】
農業にまつわる思想や社会実践をヒントに、美術館や大地に根ざしたアートの可能性を皆で考えるための連続講座
第5講「ミミズの径行き ー飛び地のヴィジオネールⅡ」
講師=オル太(アーティストコレクティブ/企画展参加作家)、椹木野衣(美術批評家)、山内明美(歴史社会学者)、豊島重之(演出家/故人)
2019年11月30日(土)13:30-16:30
 
 
『耕す家』ドキュメントブック 2019
 
農耕と芸術から活動する生を問うために、『耕す家』(Cultivate House)と題した自作の家を、2019年の7月から9月中旬まで千葉県北東部農村地域の不耕作地に設営した。山と田んぼに囲まれた土地には、他に家はなく住民は田んぼよりも上の土地に居を構えている。その土地の一角で2つの建造物(母屋と離れ)を設営した。母屋には居間と3段ベッドがある。離れは便所であり、二つのコンポストイレと三角コーンを用いた小用便器、便の重量を測る秤が設置されている。この場所で滞在しながら、手作業での稲刈りや足踏み脱穀機、唐箕、風選を駆使して稲作の工程を進めて、土器や版画制作、竹簡日 、定点撮影、便の記録などによりこの場所での活動を記述した。家の壁や床に本プロジェクトのコンセプトや稲作の工程をソリッドマーカーなどで描き、木版リトグラフの版にした。些細な事から大きな出来事まで、様々な変化の中、農と芸術の作業を繰り返す不耕作地での日常の記録をここに纏める。家の設計図から滞在記録、版画や土器などが収められたドキュメントブック。(日英テキスト入り、限定20部)
 
制作監修:edition.nord consultancy/秋山伸
表紙・扉デザイン:宮原慶子
本文デザイン:メグ忍者
編集、制作:オル太
助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団
発行:オル太
発行日:2021年11月8日
特装版:20部
価格:22000円(税込)
購入サイト(BASE) http://https://olta.thebase.in/items/47303356

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1,4,6-8 写真:大西正一 / 2,3,5,9-12 写真:オル太
展示『青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来』青森県立美術館 2019年

『耕す家』ドキュメントブック

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「青森県立美術館企画展 青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」に参加 連続講座「美術館堆肥化計画」に登壇

2019 /

「青森県立美術館企画展 青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」に『耕す家』を出品しています。また会場内にて『TRANSMISSION PANG PANG DOCUMENT BOOK』をご覧いただけます。

関連企画
1:オープニングパフォーマンス(終了しました)
出演:オル太
日時:10月5日(土)13:00~13:45(予定)
集合:エントランスギャラリー
料金無料・申込不要
 
2:連続講座「美術館堆肥化計画」
農業にまつわる思想や社会実践をヒントに、大地に根ざしたアートのあり方を皆で考える連続講座です。オル太は講座⑥(11/30)に登壇します。

連続講座「美術館堆肥化計画」日時
10月13日(日)①10:00~12:00 ②13:30~16:30
11月16日(土)③13:30~16:30
11月17日(日)④11:00~12:00 ⑤13:30~16:30
11月30日(土)⑥13:30~16:30←オル太が参加するのはこの日のみ

講師
①石渡博明(安藤昌益の会事務局長) ②⑤安藤昌益勉強会(※)
③東 千茅(農耕者/雑誌『つち式』主宰)、森 元斎(哲学者) 他
④山内輝雄(農家/「昌益村」村長)
⑥オル太、椹木野衣(美術批評家)、山内明美(歴史社会学者)、豊島重之(演出家/故人)

集合
エントランスギャラリー 料金無料・申し込み不要
 
「青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」
会期:2019年10月5日(土)-12月1日(日)
休館日:10月15日(火)、28日(月)、11月11日(月)、25日(月)
開館時間:9:30 - 17:00 *入館は閉館の30分前まで
観覧料:9:30 - 17:00 *入館は閉館の30分前まで
観覧料:一般1,500円(1,300円)、高大生1,000円(800円)、小中学生無料
※( )内は前売券及び20名以上の団体料金
※障がい者手帳をご提示の方とその付添者1名は無料
website:http://www.aomori-museum.jp/ja/event/88/

《耕す家》/2019

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耕す家(千葉)

2019 / House 2009- TRANSMISSION PANG PANG 2017- Walking Cascade 2016 /

農耕と芸術から活動する生を問うために、『耕す家』(英:Cultivate House)と題した自作の家を、2019年の7月から9月中旬まで千葉県北東部農村地域の不耕作地に設営した。山と田んぼに囲まれた土地には、他に家はなく住民は田んぼよりも上の土地に居を構えている。その土地の一角で2つの建造物(母屋と離れ)を設営した。母屋には居間と3段ベットがある。離れは便所であり、二つのコンポストイレと三角コーンを用いた小用便器、便の重量を測る秤が設置されている。この場所で滞在しながら、手作業での稲刈りや足踏脱穀機、唐箕、風選を駆使して稲作の工程を進めて、土器や版画制作、竹簡日誌、定点撮影、便の記録などによりこの場所での活動を記述した。稲の収穫後には、参加者を集い独自のボードゲームを用いた上演『TRANSMISSION PANG PANG 大嘗祭』を3日間開催した。
 

 
耕す家ーオープンハウス
会期:2019年8月30日(金) ー9月16日(月)
※9月6日(金)は見学不可
時間:12:00-18:00
予約制、見学無料
場所:千葉県香取市、某所
助成:公益財団法人 アイスタイル芸術スポーツ振興財団
協力:青森県立美術館、東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Association
 
【見学内容】
1.『耕す家』内部
2. 農作業:稲刈り、乾燥、脱穀
3. 制作:土粘土での立体物の制作、野焼き、木版リトグラフによる版画など。
4. 食事:かまどでの食事作りや湧き水で淹れた冷たいお茶やコーヒー。
5. トイレ:水を使わず土に還すシステム。
6. 公開ミーティング
装備:汚れても良い服装、日よけ、虫除け対策、長靴(雨天時)
 
Web掲載:
農耕と芸術から生を問う。オル太のプロジェクト「耕す家」のオープンハウスが千葉県で開催中 美術手帖

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Footprint of the wild pig I haven't met yet

2019 / KAWAMURA Kazuhide

レジデンスプログラム「2019 Craft Taitung Creator Exchange Program」に参加し制作、版画を用いたインスタレーション。「台湾台東県チャンゴンにある山を歩く経験を通して、そこで見つけたイノシシの足跡と台湾原住民の自然に近しい技術について」、「スマートフォンの手書きメモを用いて日本と台湾の互いの漢字を媒体に行う会話」、「プユマ南王小学校敷地内にある集会場、その屋根に使われていた藁、稲と白茅についての会話」。
これら、実態化されない経験やコミュニケーション、空想の過程に、「阿美族の伝統技術で薄く伸ばされた樹皮を縫い空想のイノシシの立体を制作する」、「手書きメモを模写する」「版として使用した現地の檜や欅の木を台座や額として組み込む」など、手仕事や版画制作における物質性を取り入れ、イメージに厚みや身体性を施す。
 
Artist in Residence:
Craft Taitung Creator Exchange Program
 
成果報告展:「2019 國際駐村交流計畫 -「即刻手感」駐村成果展」
会期:2019年6月29日ー7月12日
会場:台東県政府文化処図書館
 
収蔵:Taitung Country Cultural Affair Department

Footprint of the wild pig I haven't met yet
版画:788×1068mm、木版リトグラフ、紙、油性インク
木版:940×690×70mm、木、油性インク、ソリッドマーカー
ソフトスカルプチュア:180×380×210mm、樹皮、糸

Footprint of the wild pig I haven't met yet

Conversation retouching a different Chinese character each other
版画:105×60mm、紙リトグラフ、紙、油性インク
木版:950×1800mm、木、油性インク、ソリッドマーカー

Conversation retouching a different Chinese character each other

Meeting space
950×1800mm、木版リトグラフ、紙、油性インク、木、樹皮、糸
写真:mt. project

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波ものみこむ手

2019 / SAITO Takafumi

東日本大震災以降、自身が考え続けてきた「海」を題材に個展「波ものみこむ手」を開催。個展では、大森海岸(東京)や九十九里浜(千葉)でマイクロプラスチックを採取し、作品の素材に用いて、サーフボードやかまぼこなど、「海」を連想させる立体作品を製作した。マイクロプラスチックは大量生産されたプラスチックが廃棄物として海に流出し、波に揉まれ粉末状になり、食物連鎖の中で生命の内部に蓄積されていく。このサイクルを、フェデリコ フェリーニの映画「カサノバ」で、主人公のカサノバや参加者が、作り物の鯨の中で映写機を使った胎内めぐりをするシーンから新たに構想し、マイクロプラスチックによる無機物があらゆる物や生命の胎内めぐりをテーマに作品を製作した。大小の単位が入れ替わり、刻まれたものの拡散を回収しながら、海の動かなくなった生物に息を吹き込み、もう一度生き返らせる物語である。
 
個展:「波ものみこむ手」
会期:2019年1月30日(水)-2月10日(日)
会場:Art Center Ongoing、東京
協力:オル太
http://www.ongoing.jp/ja/artcenter/gallery/index.php?itemid=685
 
アーティストトーク「Pre Ongoing School」 
日時:2月3日(日)15:00-
場所:Art Center Ongoing 会場
 
トークイベント
出演:片岡香(川崎市岡本太郎美術館 学芸委員)斉藤隆文
日時:2月9日(土)19:00-
場所:Art Center Ongoing 1F
 
斉藤隆文は1986年千葉県生まれ。2012年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了し、現在国内外の様々な展覧会で発表を続ける美術家です。個人とは別に、2009年に結成したアーティスト・コレクティブ「オル太」のメンバーとしても活動しています。
今回の個展「波ものみこむ手」では、サーフボードやかまぼこなど、「海」を連想させるオブジェクトが会場に並びます。東日本大震災以降、斉藤が考え続けてきたテーマの一つである「海」。海水浴場のすぐ近くで幼少期を過ごしたこともあり、「海」とは、斉藤にとって身近な存在でしたが、震災を機に、改めてその大きな存在について考え始めたといいます。
本展覧会のきっかけの一つに、マイクロプラスチックという素材との出会いがありました。マイクロプラスチックとは、海に捨てられたプラスチック製の廃棄物が波に揉まれ粉末状になったもので、近年、海の環境を悪化させるとして大きな問題となっています。人間が日常生活の中で使用する洗剤に含まれる粒子や、メラミンスポンジもその原因の一つです。海中に大量に含まれているマイクロプラスチックは、食物連鎖の長いサイクルの中で人間の体内へと取り込まれ、人体にも影響を及ぼすことが分かっています。
ではここで環境問題を斉藤がテーマにしているのかというと、必ずしもそうではありません。むしろマイクロプラスチックの素材としてのおもしろさに着目しているのです。もともとは製品として人々に扱われていたものが、長い時間をかけて粉末状になり、巡り巡って人の身体に取り込まれていく…。そうした移り変わる素材の存在が斉藤を魅了します。
マイクロプラスチックは、一般的な議論のなかでは「有害なもの」としてのイメージが固定されています。斉藤はそのマイクロプラスチックに「素材としてのおもしろさ」という解釈を加えました。そこには、事実だと信じられていることに対して、もう一つの視点をそっと提案するような、発想の自由さがあります。
斉藤は、過去の作品から続くテーマに「わからないことを考える」ことをキーワードに挙げています。彼にとって、作品を作ることとは、わからなさを受け入れつつも、それについて考えることを諦めないことでもあります。マイクロプラスチックが元々どこにあったのか? どのような経緯を経てここへたどり着いたのか? それにはどれくらいの時間がかかったのか? それらは簡単に答えを出すことができない「わからない」問いですが、想像すること、考えることの地平は無限に広がっていきます。
おもしろさを伴う「素材」と、そこから導き出される個々の立体作品が作り上げる「物語」。斉藤隆文が浮かび上がらせる詩的な連関による「わからなさ」を、ぜひこの機会に多くの方々にご体験いただければと思います。 Art Center Ongoing 高橋萌香

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スタンドプレー vol.2

2018 / Hyper Popular Art Stand Play 2017- /

古代オリンピックの競技であるスタディオン走やディオニューシア祭での様子が描かれたギリシャの壺の絵、20世紀初頭にアメリカやイギリスの新聞に掲載された記事や写真、風刺画、広告をピックアップし、人々が集い熱狂する競馬場やスタジアム、市場などで撮影した映像を再生する。三角コーンや仮面、ゆりかごを人型で表したスポンジ製のオブジェを用いて、メディアを通じてつくられるイメージの模倣から情報に操作される人間の身体を顕にする。
 
Date : 2018.10.19.  17:30-(Duration : about 40min.)
Venue : BWA Awangarda, Wroclaw, Poland
https://bwa.wroc.pl/?tf_events=performans-stand-play-vol-2
 

 
超衆芸術 スタンドプレーとは
日常の中で出会う笑いを引き起こす現象を調査し、都市生活の中で生まれる無意識の身体の動きや人為的に仮設された街頭のオブジェがもたらす無作為の状況について明らかにしていく。群衆と物質や情報を含めた集合を「超衆」を名付け、都市の環境や機能によって私たちが演じていると気づく事柄や場所をシミュレーションする。
 
Exhibition: Limited Vision
Duration: October 2018
Venue: National Forum of Music(Wroclaw, POLAND)
https://limitedvision.weebly.com
 
Exhibition: 땅!DDang!
Venue: 5%, 90, Usadan-ro 10-gil, Yongsan-gu, Seoul
Curator: Kahyun Song, Hyunin Lee
Period: 2018.12.21.(FRI)-2019.02.16.(SAT)

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おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-

2018 / SAITO Takafumi

個展『おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-』
会期:2018年5月22日(火)-6月17日(日)
会場:コ本やhonkbooks、東京
web:https://honkbooks.com/saito-takafumi/
協力:オル太
 
トークイベント:5月27日(日) 18:00-19:30
金川晋吾[写真家]×斉藤隆文(オル太)
参加料500円/定員15名/要予約
 
ワークショップ「食しかた」|6月3日(日) 18:00-20:00
山田亮太[詩人]×斉藤隆文(オル太)
言葉遊びのように、ルールと事象が繋がっていく、本展覧会に準ずるワークショップです。
詩人の山田亮太さんをゲストに迎え、参加者それぞれが文章を作り、出来上がった文章を食す試みをします。
参加料1000円/定員10名/要予約
 
アーティスト・トーク|6月16日(土),17日(日) 15:00-15:20, 19:00-19:20
参加料無料/予約不要
 
斉藤隆文(オル太)は、本展を「自分自身の立ち位置を確認する装置」として位置づけている。現在を逆照射することを主題に掲げて、家族やコミュニティといった親密圏からそこに潜む身体性や言語に着目して、歴史を語りの詩学として捉え直す表現活動を展開している。祖父から歌い聞かされた日露戦争に関する「しりとり歌」をきっかけにした「おぼろげな凱旋ス」展(2015年, Art Center Ongoing)を構成し直すかたちで、記憶を伝承する身体性や、歴史を語る技法をめぐって、3年越しに改めて迫っていく。具体的には、祖父母と私的な記憶の連関を重ねることによって生成されたオブジェから、同時代的な意味を投げかける。
コ本や紹介文
 
 
個展『おぼろげな凱旋ス』
会期:2015年12月2日(水)-12月13日(日)
会場:Art Center Onging、東京
web:https://www.ongoing.jp/tag/video/oboroge/
 
Pre Ongoing School(アーティストトーク)
日時:12月6日(日)15:00-
料金:1500円 (ケーキとドリンク付き、先着30名様)
 
ワークショップ:「おぼろげな凱旋ス」ワークショップ
日時:12月13日(日)15:00-
参加費:1,000円(1drink付き+入場料込み 先着30名様)
 
前年度の二人展を経て Ongoing では初となった斉藤隆文の個展〈おぼろげな凱旋ス〉。斉藤は自身の作品について「過去の事象を探りながら、今の時代を見つめている」と話す。一見すると政治や社会問題に対する批評的な作品のようにも映るが、斉藤の作品の本質は、むしろ過去を見つめることで現代に孕む様々な問題を曝け出している点にあるといえる。本展「おぼろげな凱旋ス」は、幼少時代、斉藤の祖父が歌い聞かせてくれたという日露戦争に関するしりとりの歌をきっかけに着想したという。歴史という概念についての個人的な体験から言及。そもそも、いくら客観性を維持しつつ多角的かつ公平な視点を志したとしても、「純粋な歴史」などというものは存在しえないのかもしれない。次の世代に歴史を残すその瞬間に、その時代時代の価値観や個人の興味、そして思想などが入り交じった「フィルター」がどうしてもかかってしまうからだ。斉藤はそうしたフィルターが幾重にもかけられた過去の事象を冷ややかに見つめることで、私たちが生きていく上で盲目的に享受している「現代」というこの時代、そしてそこに潜む狂気や歪みをあぶり出そうとする。
Art Center Onging 紹介文

『おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-』コ本や 2018年

『おぼろげな凱旋ス』Art Center Onging 2015

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installation

眺望する無人島

2016 / City 2014-2016 /

発砲スチロール、バックライトフィルム、LED、アクリル、ケージ、包帯、他
名古屋港見学船でポートアイランドを訪れた。ポートアイランドは名古屋港航路拡大の整備に伴って発生する土砂が堆積して形成され た人工島であり、未だに所属先が決まっていない土地である。雨の後で土地がぬかるんでいるという理由により、上陸は岸壁しか許されなかったが、そこで鳥の白骨を発見した。コンクリートの上にある白骨は、人工島において特異な自然の状態が保たれていた。
展示場所である西本接骨院には、まだ多くの物が雑然と残っていた。それは普段目にする日常的な風景で、私たちの住んでいる部屋を思い出した。部屋とそこに残る蓄積されたモノをデータ化し、再度、物質化することにより、日常の認識を変えることのできる無人島を形成しようと試みた。日常と非常の上で想像されうる骨格をつくる。
 
展覧会:アッセンブリッジナゴヤ2016、パノラマ庭園ー動物生態系にしるす
会期:2016年9月22日ー10月23日
会場:名古屋港~築地口エリア一帯
アッセンブリッジナゴヤ2016ドキュメントpdf
http://assembridge.nagoya/2018/wp-content/themes/assembridge/pdf/AN2016_Document.pdf

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performance

video

Walking Cascade

2016 / Walking Cascade 2016 /


鉄、ビデオフィルム、容器、ベル、紙、木、モーター、他
 
《Walking Cascade》は、身体とデジタル・メディアの記録による行為と鑑賞の交換に介入する試みである。新たに考案された舞台では、滝に見立ててビデオテープのフィルムがまわり続ける。滝が持つ二つの要素、流れ落ちる時の水の反射と流れ落ちた後の沈殿をネットワークにおける情報の拡散と累積に喩えた。作品では、六斉念仏踊り(ろくさいねんぶつおどり)に着想をえて、ビデオカメラやスマートフォン、ベルやリール、プラスチックなどで新たに作られた楽器と自身の声による念仏が奏でられ、舞いが展開する。パフォーマーは、踊り手(3名)と記録者(3名)に分かれ、記録したテープはその場で再生し、巻き戻しや早送り、またテープの交換による編集の操作を行い、二つのスクリーンで再生される。そして、2本のHDVテープが展覧会の会期中再生される。身体を媒介した実践と繰り返し、映像による記録と再生、そしてこれらに対峙する鑑賞者の身体の介在により、意味の絶え間ない変換と更新がインスタレーションという場で繰り広げられる。本作品は、映像を生み出す身体、それを受容する身体、そしてその記録を伝える媒介にかかる蓄積と変化を視覚化する。
 
Exhibition : BUSAN BIENNALE 2016 Hybridizing Earth Discussing Multitude
Project 2- F1963
Exhibition Period : 2016. 9. 3. – 2016. 11. 30.
Exhibition Venue : Busan Museum of Art, F1963(KISWIRE Suyeong Factory), KOREA
http://www.busanbiennale.org/BBOCen/index.php?pCode=MN2000154&pg=3&mode=view&idx=2090
 
 

『Walking Cascade-Reconstruction』 
『Walking Cascade-Replay』 
『Walking Cascade-Retrospective』
 
 
Exhibition : Expanded Memory
Exhibition Period: 2017. 11. 4. – 2017. 11. 18.
Exhibition Venue: Sansumunhwa, Seoul, KOREA
http://sansumunhwa.com/expanded_m/
 

 

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1-7 『Walking Cascade』BUSAN BIENNALE 2016 Hybridizing Earth Discussing Multitude
Project 2- F1963 2016年
8 Exhibition『 Expanded Memory』Sansumunhwa 2017年
9 『Walking Cascade-Reconstruction』
10-13 『Walking Cascade-Replay』
14-16 『Walking Cascade-Retrospective』

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video

複製された笑い

2016 / Hyper Popular Art Stand Play 2017- /

展示:「亡霊ー捉えられない何か」
会期:2016年6月3日(土)ー7月3日(日)
会場:瑞雲庵、京都
キュレーション:吉岡恵美子
助成:公益財団法人西枝財団
協力:京都精華大学
 
『複製された笑い』
笑いは、人間の本質や社会的な役割を持ち、古来より多くの哲学者が人間を「笑うことを心得ている動物」と定義した。アンリ・ベルクソンは、笑いは一人の人間の中に二つの相容れない、こわばった感情があると仮定できる、と書いている。笑いがもつ集団性や社会的な役目に着目し、日常の様々な場所で目撃した笑いの現象や身振りを(笑い)声と画で再演した。
 
『マイQRコード』
身体に描かれたQRコードは、Lineアカウント「laughing」に繋がる。そこでは、日々撮影された笑いの映像を見ることができる。
 
ワークショップ:笑いのレプリカ
現在参加中のグループ展「亡霊ー捉えられない何か」展にて、ワークショップ「笑いのレプリカ」を開催します。
日時:6月18日(土)14:00-18:00
会場:瑞雲庵
対象:どなたでもご参加いただけます。
定員:10名 (要予約、bourei2016@gmail.com 宛にメールで申込)
参加費:無料
オル太の本展出品作品は「笑い」をテーマとしています。ワークショップでは、参加者がオル太と共に「笑い」について考え、各々の「笑い」のイメージをドローイングやマスク(仮面)で表現する試みです。
 
技術が情報の(とりわけイメージの)伝播を発達させればさせるほど、技術は与えられた意味の陰に隠れて作られる意味に仮面をつける方法を提供してしまう」(ロラン・バルト(2005)『映像の修辞学』ちくま学芸文庫)
オル太は本展出品の映像作品において、自己と他者、社会における「笑い」の性質や現象、「笑い」が引き起こす感情や機能を探ります。ワークショップでは、オル太の作品の世界に触れ、共に「笑い」について考えながら、各自が「笑い」のイメージをドローイングやマスク(仮面)で表現します。

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1-5、Photo : Seiji Toyonaga

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||:幽霊トリオをうつ:||

2015 / City 2014-2016 /

サミュエル・ベケットの映像作品「幽霊トリオ」を西荻レヂデンスにて撮影する。西荻窪のビリヤード山崎で、「幽霊トリオ」の台本にある人物や配置図の番号を球の番号に当てはめ、8ボールを打つ。
 
展示:「//:幽霊トリオをうつ://」
会期:2015年10月1日(木)- 25日(日)
会場:ビリヤード山崎(杉並区西荻北3-19-6)
西荻レヂデンス(杉並区西荻北3-18-10 4F)TERATOTERA
トークイベント日時:10月24日(土)19:00-
 
幽霊トリオをうつ
 
「あけてごらんなさい。」
 
球、キュー、テーブル、ブレイクショット。
ビリヤードで繰り返される、テーブルでの玉突き。
 
「誰もいない。」
 
溶明、床、壁、ドア、音楽、窓、人間。プレイヤーがルールの流れに従い、ショットを重ねていく。
西荻レヂデンスの前住人により白ペンキで塗られた部屋で、サミュエル・ベケットにより制作された作品「幽霊トリオ」を撮る。
 
「繰り返してちょうだい。」
 
2015年8月、10月に西荻レヂデンスに滞在した。「‖:幽霊トリオをうつ:‖」は、サミュエル・ベケットの映像の台本「幽霊トリオ」とビリヤードをもとに、西荻レヂデンスと80年以上も続くビリヤード山崎を舞台とする。この二つの場所は、99m程離れている。西荻レヂデンスが使用していた部屋は、老朽化した建物の4階にあり、現在は取り壊されている。部屋は幽霊トリオの台本と似た間取りをしていて、床と壁面は前の住人により粗雑に白く塗られていた。
そこで、まず台本どおりに「幽霊トリオ」を撮影する。台本には、間取りに番号のふられたもの(1.ドア、2.窓、3.鏡、4.安ベッド、5.ドアのそばに坐ったときのF、6.窓のそばに立ったときのF、7、ベッドの枕元のF)とカメラ位置(A.全景を捉えるカメラ位置、B.中距離からのカメラ位置、C.5と1、6と2、7と3の近距離ショットのカメラ位置)、セリフと動作が書かれている。撮影は8月に行なわれた。
10月にビリヤード山崎で、ビリヤードを打った。ビリヤード上には西荻の地図が投影され、1ショットごとに地図の縮尺が拡大され、球が移動する。最初はレヂデンスの建物から始まり、それが拡大され、西荻全域までの地図が投影される。33ショット打ち、8つのボールが全て落とされる。玉の1〜7までは、ベケットの台本に書いてある、「1.ドア、2.窓、3.鏡、4.安ベッド、5.ドアのそばに坐ったときのF、6.窓のそばに立ったときのF、7、ベッドの枕元のF」に当てはめられた。
それぞれの球の位置をリサーチし、記述していき、新たな台本を制作した。新たな台本をもとに、画像や映像を組み合わせ、西荻レヂデンスの部屋でもう一度再構成した「幽霊トリオ」を撮影した。「幽霊トリオ」にとって重要である音楽、「幽霊」をピアノとチェロ・バイオリンに分けて、ピアノはビリヤード山崎にあった電子ピアノで、チェロ・バイオリンは共に西荻レヂデンスで演奏、撮影した。
 
映像:
「幽霊」電子ピアノ演奏 10分36秒
GHOST TRIO 23分27秒
Shoot the GHOST TRIO 10分35秒
会場:ビリヤード山崎
 
「幽霊」チェロ・バイオリン演奏 10分36秒
Shoot the GHOST TRIO(ビリヤード) 11分28秒
会場:西荻レヂデンス
 
演奏協力:
ヴァイオリン:堀耕平、チェロ:鴨下真穂、ピアノ:吉田絵美
 
参考:「幽霊トリオ」サミュエル・ベケット
Geistertrio 1977 ~ Germany
Director Samuel Beckett
Cast Klaus Herm and Irmgard F?rst
Production company SDR
Running time 20 minutes
「GHOST TRIO(幽霊トリオ)」サミュエル・ベケット
作品は男の繰り返される行為と女のナレーションで構成され、前行為、行為、再行為と、同じ行為が3回繰り返される。毎回少しずつ変化があるが劇的な変化というものはなく、振り返る、移動する、ドアや窓をあける、頭を下げる、坐るなどを繰り返す。挿入曲はベートーヴェンのピアノ三重奏曲第五番「幽霊」の第二楽章である。
 
解説:
「西荻レヂデンス」は、アーティストが西荻窪駅周辺に約2カ月滞在し、制作・発表を行うプロジェクトです。今回は、パフォーマンス、彫刻、映像などを駆使し、ジャンルを超えた作品を国内外で発表する集団「オル太」が参加しました。
 オル太が作品の起点としたのは、不条理演劇の作家サミュエル・ベケットが1975 年にテレビ放映用に書いた戯曲「幽霊トリオ」です。この戯曲には、白い部屋の中で、窓に近づいたり鏡を覗いたりといった行為をぎこちなく繰り返す男が描かれています。その姿は、テレビという箱の中を彷徨っているようで、深い孤独と、他者と繋がりたいという人間の根本的な欲望を感じさせます。
 オル太は、日本国内では鑑賞困難なこの映像作品を、戯曲を読み取って再現しました。挿入歌や舞台の配置など多様な観点から解体し、映像、音声などの要素をビリヤード店とアパートの室内に分けて展示しました。「‖:幽霊トリオをうつ:‖」は、2 つの会場を行き来する鑑賞者の記憶の中でだけ、1つの作品として浮かび上がりました。
 オル太は、滞在先のアパートの部屋が「幽霊トリオ」の舞台図面と似ていたことから、今回の作品を着想しました。そこに、展示会場となる老舗のビリヤード場と滞在する西荻の街を織り込みつつ、「幽霊トリオ」の様々な要素を解体、再構築することを目指しました。
 まず、舞台図面では窓やドア、家具に番号がついていることに注目。ビリヤード台に西荻の地図を投映してゲームをしました。球が止まった地点を実際に訪れて、周囲の窓やドアを撮影。その画像を投映したアパートの室内で、メンバーが「幽霊トリオ」の男を演じて、いわばオル太版「幽霊トリオ」を撮影しました。
 展示会場は「ビリヤード山崎」の2 階。床にオル太版「幽霊トリオ」を投映し、ビリヤード台には作品の資料ともいうべき西荻の地図も投映しました。壁を隔てた小部屋では、戯曲を忠実に再現した、もう一つのオル太版「幽霊トリオ」の映像がモニターで流されました。
 滞在先のアパートの部屋も展示会場となりました。こちらには、西荻の地図を投映したビリヤード台でゲームをした映像を展示。ビリヤードの偶然性を通して「幽霊トリオ」に西荻の街がリンクされたことを示唆しました。
 原作には三重奏による楽曲が挿入されます。オル太はこの楽曲も解体し、各パートを演奏する映像と音声を2会場に分けて展示しました。アパートではピアノの演奏が響き、モニターにチェロとバイオリンの演奏風景が無音で流れ、「ビリヤード山崎」ではその逆になります。
 ベケットの戯曲からもう一つの物語を再構築することで、部屋という小さな空間と、個々人の選択の結果として形成される「街」、そして「もの」に宿る人々の記憶の関係性を探る。オル太の「‖: 幽霊トリオをうつ :‖」はそんな試みから生まれた作品でした。(文:髙村瑞世)
http://teratotera.jp/events/西荻レヂデンス-‖-幽霊トリオをうつ‖/
http://nishiogiresidence.blogspot.com/2015/10/

写真:松尾宇人

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Vimeo

ヘビの渦

2015 / City 2014-2016 /


とぐろを巻くヘビの輪はモグラの巣穴よりもはるかに複雑にできているのである。
Les anneaux d’un serpent sont encore plus compliqués que les trous d’une taupinière.
────“L’Autre Journal”n°l, mai 1990, Gilles Deleuze/ジル・ドゥルーズ
 
都市生活における思考停止や機能不全に陥った状態を脳死した都市として形象化する。
『電波の礎』
スカイツリーをモデルにした電波塔から水が頭蓋骨に注がれ、心臓が音を鳴らす鹿威しとして、都市の身体を表す。
『零人札』
市の機能不全による不在をテーマにしたデザインが鏤められている。雲散霧消の印、脳に挟まれた人型を写さない信号機、押されない非常停止ボタン、ひっくり返された戦争放棄の器から一度捨てた兵器が埃とともに再度現れる。赤瀬川原平「零円札」から着想を得る。
『肺の蓄音機』
都市の身体を規制する信号音や警戒音、環境音が流れる。肺の管から蓄音機のホーン部へと繋がる形は、身体とメディアが密接に関係し、無機質に拡張されたイメージである。
 

個展:「ヘビの渦」
会期:2015年2月6日[金] -3月8日[日]
会場:Nadiff a/p/a/r/t、東京
第7回恵比寿映像祭 地域連携プログラム参加展示、協力:nap gallery
http://www.nadiff.com/gallery/olta.html
オル太は、日本の古来より伝わる伝統的な風習、原風景から現代のサブカルチャーまで、風土に染み付いた感性と記憶にインスパイアされた、巨大な彫刻やインスタレーション、集団による肉体表現などを展開し、2011年岡本太郎現代芸術賞 (岡本太郎賞) の受賞をはじめ、国内外での展覧会、滞在制作のプログラム等にも数多く参加するなど、近年注目を集めるアーティスト・コレクティヴです。2013年にオル太が参加した金沢21世紀美術館での展覧会「内臓感覚ー遠クテ近イ生ノ声」では、古代からの生命、記憶、リズムの連なりを想起させるインスタレーション「オルガネラ」を発表し、臓器、血肉の造形を成す野外彫刻と共にパフォーマンスを繰り広げました。また、2014年のドイツでの滞在制作「GHOST OF MODERN」では、ベルリンからクラコフ、アウシュヴィッツ、ビルケナウ、チェルノブイリ、キエフを舞台に、亡霊の姿を纏ったオル太が各地を彷徨い移動しながら、「住むべき場所を見失った今、私達はどこへ向かわなければいけないのだろう」という亡霊の声によって、近代化の過程でイデオロギーの犠牲となった出来事を浮かび上がらせるパフォーマンスを行うなど、彫刻という造形要素と、肉体を使ったパフォーマンスの双方によって有機的な総体としての作品を生み出しています。
本展では、都市に生きる人間存在の危うさを象徴すべく、社会においての〈思考停止〉や〈機能不全〉に陥った状態を〈脳死した都市〉として形象化したインスタレーション作品を発表いたします。都市という幻想、人間の精神/身体の在り方が、オル太による彫刻表現によって炙り出されるでしょう。会期中には、1960年代から1970年代初頭にかけて活動した過激な最左派・前衛芸術集団、アート・テロリスト〈ゼロ次元〉の加藤好弘氏を迎え、オル太とのトークセッションを行います。
 
トークイベント
出演:加藤好弘(ゼロ次元)、オル太
日時:2015年2月28日(土)18:00-20:00
場所:Nadiff a/p/a/r/t店内にて

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写真: 加藤健

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sculpture

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犬が西向きゃ尾は東

2014 / SAITO Takafumi

Collaboration work by Byungseo Yoo and SAITO Takafumi
ソウルのレジデンスで出会った斉藤隆文とByungseo Yoo による初コラボレーション展〈犬が西向きゃ尾は東〉。現代とプリミティブの関係性を主題とした表現集団「オル太」に所属し、立体、インスタレーション、映像、パフォーマンス等、多岐にわたる作品を制作する斉藤と、制度やアート界に言及する様々な活動を通し、コンテンポラリーアートとは 何かを考え続ける韓国人アーティストYoo。本展では2人に共通する狂気性を担保しながら、政治的テーマに言及する作品を制作。 2人が生卵をキャッチボールするのだが、次々とそれが相手の手からこぼれ落ちて割れ、地面がみるみるぐちょぐちょになっていく映 像や、2人乗りした原付自動車2台がすれ違い際に金属バットをぶつけ合う映像など、2人の母国の関係性のメタファーとも言える作 品を発表。その他、個人の作品として斉藤は、この展示の直前に、新宿駅南口の横断歩道橋上で集団的自衛権容認に反対のスピーチをしてからガソリンをかぶり焼身自殺を図った男に言及するかのような映像と立体作品を、Yoo は日本全国で見ることのでき る繁殖力の強い外来種の雑草と垂木や電灯などを組み合わせた動く立体に、生きたコオロギを内包させた彫刻作品を制作。優等 生では出すことのできないヒリヒリした感覚が会場を満たす。
Art Center Onging紹介文
 
二人展:「犬が西向きゃ尾は東」
出品者:斉藤隆文(オル太)/Byungseo Yoo
会期:2014年7月30日 (水) – 8月10日 (日)
会場:Art Center Onging、東京
https://www.ongoing.jp/artist/takafumi-saito/
 
トークイベント:「パフォーマンス・ストリート・アーティストコレクティブ」
ゲスト:毛利嘉孝(社会学者)
日時:8月1日 (金) 19:00ー
料金:1000円 (ワンドリンク+入場料、先着30名様)
 
アーティストトーク:Pre Ongoing School(アーティストトーク)
日時:8月10日(日) 15:00ー
料金:1500円 (ケーキとドリンク付き、先着30名様)
 
 
『焼けてけっこう』2m26s
スクリーニング:「Experimental Film and Video Festival In Seoul」
LAB Program 1  Space Cell  Program 1  (Artist Collaboration)
会期:2014年8月4日(月)ー9月4日(木)
(スクリーニング:2014年8月29日19:00−)
会場:KOREAN FILM ARCHIVE  Theatre No.2、Seoul、Korea
 
スクリーニング:「COVERD TOKYO:Hikarie」
会期:2014年11月5日(水)ー11月10日(月) 11:00-20:00
会場:Hikarie、東京
 
作者が今燃えている金閣寺の装置に入り新宿の遊歩道を徘徊する。
この場所は2014年6月29日、男性が集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対する演説を行った後に焼身をはかった場所である。
この事件があった日、私は韓国にいた。ネットを通じて知ったのだ。
この燃えている金閣寺は私にとって「愛国心の強い人」になりきれる装置である。
左手に持っている線香でできた飛行機には日の丸が入っている。
日本のために命をかけて体当たりする「愛国」のイメージだ。
しかしこの飛行機は燃やされて最後には地面に置かれる。
 
개가 서쪽을 바라보면 꼬리는 동쪽 when a dog heads west, the tail points east _유병서 & 다카후미 사이토 Yoo, Byung-Seo & Takafumi Saito
Korea & Japan / 2014 / Color / Sound / 30 mins / Single Channel digital(4 episodes)
Description
드로잉과 조각, 영상과 퍼포먼스의 복합장르로 구성된 필름 퍼포먼스. 일본의 젊은 작가 다카후미 사이토와 유병서(한국)가 한-일간 정치적 관계에서 파생된 역사적 사건, 재앙을 모티브로 공동작업을 선보인다.
퍼포먼스는 2014년 8월, 도쿄 소재의 갤러리 art center ongoing 에서 진행된 전시 <개가 동쪽을 바라보면 꼬리는 서쪽>을 서울에서 재현하는 것으로, 이 두 개의 프로젝트는 서로 댓구를 이루며, 계속 진행될 예정인 두 작가의 공동작업의 연장선상에 놓인다. 한-일 양국에서, 특히 젊은 세대를 중심으로 급속하게 확산중인 우경화 현상을 비평적 지점으로 삼는 이 작업은 역사적 사건의 예술적 재현, 첨예하게 대립중인 한-일간의 현실정치 상황에서의 예술의 가능성에 대해 다루고 있다.
This film performance uses various forms of media such as drawing, sculpture, moving image, performance. Takafumi Saito and Yoo Byung-Seo present this collaboration project that was motivated by historical events originating from the political relationship between Japan and Korea. This is part of an ongoing performance project shown for the first time at an art center in Tokyo. The duo deal with the possibility of artistic intervention and how artists change deeply divided political representations.
 
http://cargocollective.com/exis2014/____Spacecell-1

『卵チングー』

『モノ派ヤンキー』

『焼けてけっこう』

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painting

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GHOST OF MODERN

2013- / GHOST OF MODERN 2013- /


 
近代社会におけるイデオロギーから生まれた様々な廃墟を舞台に、亡霊が街から街へと移動し、西洋が成し得た近代化の背景にある歴史的な問題やひずみを表す。各地で起こりえた事象から人々の在り処を問う。
 
Artist in Residence:
Tokyo Wonder Site Exchange Residency Program(Delegation) / Kunstraum Kreuzberg /Bethanien, Berlin 2013-2014
Place: Kunstraum Kreuzberg/Bethanien, Berlin, Germany
Performance: PLATEROWKA and GHOST OF MODERN
Collaboration with Natalia Szostak
Date: January 5th, 2014
Place: KANA Theater, Szczecin, Poland
http://www.nataliaszostak.com/olta.html
 
Exhibition: Distant Observations Fukushima in Berlin
Date: March 8th – April 27th, 2014
Place: Kunstraum Kreuzberg/Bethanien, Berlin, GERMANY
 
トーキョー・ストーリー 2014 第2期
会期:2014年06月14日(土) – 2014年07月21日(月)
会場:トーキョーワンダーサイト本郷|トーキョーワンダーサイト渋谷
 
Exhibition: FAKE HIKERS
Date: Oct 27th – Nov 3rd, 2014
Place: MMCA Residency Changdong, Seoul, KOREA
https://stampsy.com/stamp/16719
 
展示「ニンゲンと歩く」
1920年に明治神宮が建てられ、翌年その参道にはケヤキが植えられた。1945年、大日本帝国陸軍の練兵場であった代々木の原は、敗戦とともに連合国軍に接収され米軍住宅ワシントンハイツとなり、後に1964年東京オリンピックの選手村、競技用地として日本に返還された。代々木公園のワシントンハイツを目指して、表参道に散らばる近代の痕跡を辿る。
会期:2015年5月2日ー5月16日
会場:sorama gallery、東京
パフォーマンス「GHOST OF MODERN in OMOTESANDO」
日程:2015年5月16日
場所:表参道、代々木公園、東京
 
パフォーマンス「目覚め(GHOST OF MODERN)」
アウシュヴッツ=ビルケナウ強制収容所や他の強制収容所にいた人間は、寝ている時にみる悪夢で現実と虚世界が混合してしまう時がある、と言われるエピソードからインスタレーションを制作する。門や狭い三段ベットは、内と外を行き来する境界線への入り口として、オシフェンチムで見た仔鹿がパフォーマンスに登場する。
 
展示「タデウシュ・カントル生誕100周年記念事業「死の劇場 – カントルへのオマージュ」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都) 2015」
会期:2015年10月10日(土)–11月15日(日)
会場 : @KCUA1, 2
参加作家:パヴェウ・アルトハメル、石橋 義正、オル太、アルトゥル・ジミェフスキ、丹羽 良徳、ミロスワフ・バウカ、松井 智惠、ヨアンナ・ライコフスカ
企画 : 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、加須屋明子(京都市立芸術大学美術学部教授)
主催 : 京都市立芸術大学
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
https://gallery.kcua.ac.jp/archives/2015/2469/
パフォーマンス「目覚め(GHOST OF MODERN)」
日程:2015年10月11日(日)
会場 : @KCUA1, 2
 

パフォーマンス『PLATEROWKA and GHOST OF MODERN』
写真:Andreas Greiner

展示『GHOST OF MODERN』フライヤー

ドローイング『目覚め(GHOST OF MODERN)』

パフォーマンス『目覚め(GHOST OF MODERN)』
写真:大島拓也

パフォーマンス『GHOST OF MODERN in OMOTESANDO』
写真:tatsuhisa33

展示『トーキョー・ストーリー 2014 第2期』トーキョーワンダーサイト本郷

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installation

sculpture

video

ドキニンゲン、貝爺

2013 / Future Primitive 2012-2014 /

『ドキニンゲン』
粘土で制作した土器を身につけ海に潜る。次第に土器は水に溶けてゆき、器は崩壊してゆく。壁のない骨組みだけの土器を纏った身体が、美浜原発、大飯原発と対峙する。
 
 
映像『ドキニンゲンー大飯』
2013
6分30秒
 
映像『ドキニンゲンー美浜』
2013
3分51秒
 
展示:「Hibino on side off side-日比野克彦展」
会期:2013年7月20日(土)ー10月6日(日)
会場:川崎市岡本太郎美術館、川崎
http://www.taromuseum.jp/index.htm
 
『貝爺』
貝塚が多く出土する千葉県柏市の駅前にあるデパート前の噴水に鎮座した。フジツボの目、異形化した貝や自然の堆積が、3.11後の放射能が拡散された世界を表す。
 
展示:アートラインかしわ2012 摘水軒記念文化振興財団助成事業「柏わくわく百貨店」
会期:2012年10月16日(火)ー10月29日(月)
会場:そごう柏店、千葉

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1 映像『ドキニンゲンー大飯』2013年
2 映像『ドキニンゲンー美浜』2013年
3-5『貝爺』アートラインかしわ2012 写真:牧野智昇、本城直季

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drawing

installation

performance

sculpture

workshop

オルガネラ

2013 / Organella 2013 /

本展ではこれまでの集大成として、作品『オルガネラ』が当館の中庭に出現し、オル太のパフォーマンスによって命が吹き込まれる。古代からの生命、記憶、リズムを想起させつつ、現代の廃棄物の断片ものぞく土層とともに、巻貝からミジンコ、鶏や牛などの生命体と内臓などの体内モチーフが互いに独立しつつも関係し合う様が、渦巻きのようにねじれ伸びるフォルムでダイナミックに表現される。(キュレーター 吉岡恵美子、「内臓感覚ー遠クテ近イ生ノ声」展カタログより)
 
オルガネラと呼ばれるそのオブジェは、内と外が地層と内臓として表現され、大きな波のようにうねり捻れている。細胞小器官を意味するこの語を、細胞が共生する為の一つの器と捉えて、自らが一つの細胞となり、オルガネラの周縁で新たな身体の予感を感じて蠢めく。
 
オルガネラ。
地層と内臓は表裏一体。
大きく波のようにうねりねじれている。
オルガネラ。
アリストテレスは、動物の体壁を「オルガノン」と呼んだ。
オルガネラ。
細胞小器官を意味する語。
オルガネラ。
細胞が共生する為の一つの「器」。
オルガネラ。
その「器」に、細胞が集まり蠢いている。
 
オルガネラのパフォーマンスは雨の中でも行われる。その日の光景は、生命の進化をうねるように表現された立体、オルガネラが大海を泳ぐようだった。ドローイングは「胎海を泳ぐ」(2013)。ミジンコの中に体をはめ込んだ人物は胎児の記憶を遡り生命の起源を夢想する。
 
特設webサイト:http://www.olta.jp/organella/
 
展示「内臓感覚 ー 遠クテ近イ生ノ声」
会期:2013年4月27日(土) ー2013年9月1日(日)
会場:金沢21世紀美術館、金沢
 
オル太パフォーマンス:「オルガネラ」
会期:2013年4月27日(土) ー2013年9月1日(日)、会期中の金、土、日、祝日
会場:「内臓感覚 ー 遠クテ近イ生ノ声」会場内光庭
 
ライブ・イベント:「オルガネラナイト ー14歳のインセクト」
日時:2013年8月22日(木)
会場:Kapo-Kanazawa Art Port
時間:19:00~21:00(Open:18:30)
主催:オル太
ゲスト:たんきゅん、だつお
Adv:¥1000Yen/Door:¥1500
※Adv=オル太宛に「8月22日行きます!」などのメール(mail@olta.jp)、またはtwitter(@olta_jp)宛にリプライで1000円!
 
ワークショップ:「オルガネラワークショップ」
日時:8月8日(木)10:00~17:00
8月9日(金)9:00~12:30
対象:小学生以上で両日参加できる方
定員:10名
講師:オル太
参加料金:2,000円
金沢21世紀美術館:2日間連続オル太『オルガネラワークショップ』
 
木埜下大祐とのコラボレーションパフォーマンス:「オルガネラ管」
日時:2013年8月11日(日)
フルート奏者としての活動のみならず、作曲家としてアートとのコラボレーションも手がける木埜下大祐を《オルガネラプロジェクト》のコラボレーターとして招き、展覧会場内光庭にて特別パフォーマンスを展開します。
時間:開場時間中随時
会場:オル太の作品が展示されている光庭
2013年7月下旬頃
 
川久保ジョイとのコラボレーション作品公開開始「オルガネラと特異点の音」
写真家・川久保ジョイとのコラボレーションによるこの企画では、「バイノーラル録音」といわれる特殊な録音技術を用いて収録したパフォーマンス時の音声から、《オルガネラ》と鑑賞者が交錯する新たな視点を提示します。《オルガネラ》をめぐって身体の外と内とで響く二つの音が極めて高い臨場感をもって再現されます。
公開開始日:7月下旬予定
会場:展示室11横休憩スペース
 
2013年4月28日(日)
「内臓感覚 ー 遠クテ近イ生ノ声」
アーティスト・トーク
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
トーク内容はこちらでお聞きになれます。
金沢21世紀美術館のポッドキャスティング まるびぃ on the RADIO

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1-4: Photo: 安齊重男

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5-6: Photo: 本城直季
7-8: Photo: 牧野智晃、本城直季

オルガネラドローイング:胎海を泳ぐ
2013
素材・技法 色鉛筆、ペン/紙
サイズ H20.2×W28.7cm

オルガネラドローイング:Cell's performance
2013
素材・技法 色鉛筆、ペン/紙
サイズ H17.8×W25.7cm

オルガネラドローイング:アンモナイトを中心に反時計まわり渦中へ吸い込まれる
2013
素材・技法 色鉛筆、ペン/紙
サイズ H25.7×W18cm

オルガネラドローイング:稲と電柱に扮する
2013
素材・技法 色鉛筆、ペン/紙
サイズ H17.9×W25.6cm

オルガネラドローイング:スカラベの転がすあれ
2013
素材・技法 色鉛筆、ペン/紙
サイズ H25.6×W18cm

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installation

painting

刺身処 五右衛門

2012 / HASEGAWA Yoshiro

作家のおじさんが福井県小浜市で営むという鮮魚店と飲食店をテーマにした作品です。話の発端は店舗を飾る看板の制作依頼だったとか。ゆえに大きな画面には、日本の人魚伝説「八百比丘尼」や、小浜市にちなみオバマ大統領、名産へしこさばPRのためのキャラ「さばトラななちゃん」に至るまで、土地に縁のイメージがぎっしりと詰め込まれています。おじさんは映像の中で、店の来し方行く末について作家に熱く語ります。おじさんが誇る豊かな海は、同時に原子力発電所を抱えて地域経済が成り立つ場所でもあります。海と家族の歴史をめぐる個人の時間と、原発をめぐる生々しいポリティクスが一つの視野に収まる、肉親だからこそ見出すことのできた特異な視点から、この作品は組み立てられています。
テキスト=蔵屋美香
 
展覧会:TOKYO  WONDER SITE EMERGING 2012
会期:2012年8月4日ー8月26日
会場:TOKYO WONDER SITE本郷

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drawing

installation

painting

performance

sculpture

綴りおる、太く編む

2012 / HASEGAWA Yoshiro INOUE Toru Jang-Chi KAWAMURA Kazuhide MEGUNINJA SAITO Takafumi

当時のオル太メンバー8名とゲルオルタナメンバー3名(栗原一成、小林丈人、田中良太)の計11名により、ある設定された架空の人物(著者)を装い、自由に書き綴り交換し続けた物語を制作。また、そのコンセプトに基づいた展覧会をゲルオルタナにて行う。
 

展示:「綴りおる、太く編む」

会期:2012年7月22日 ー8月5日

ゲルオルタナ

オル太:Jang-Chi、長谷川義朗、川村和秀、梅田豪介、斉藤隆文、井上徹、高木真希人、メグ忍者

direction:栗原一成、小林丈人、田中良太

Opening Reception「オル太全員パフォーマンスやる。」7/22(日) 18:00~

「梅田豪介 公開制作」 7/31(火)、8/1(水)8/2(木)8/3(金)12:00~20:00

Closing event「オル太誰もパフォーマンスやらない」8/5

写真:加藤健

One picture a day
2010
Painting

写真:加藤健

Talking head
2012
Performance, Sculpture
2000×500×500mm
wood, speaker, enamel paint

写真:加藤健

写真:加藤健

写真:加藤健

写真:加藤健

写真:加藤健

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installation

painting

performance

video

Youtube

ゲンシニンゲンードグウニンゲン

2012-2014 / Future Primitive 2012-2014 /

原子(アトム)からニンゲン以後の世界を未来に想起する『ゲンシニンゲン』。自然と人間が溶け合い、描写や踊り、埋葬といった身振りをプリミティブな想起から描く。
 
 
映像『ゲンシニンゲンードグウニンゲン』
2012年 – 2013年
25分
 
展示:「Distant Observations Fukushima in Berlin」
会期:2014年3月8日ー4月27日
会場:クンストラウム・クロイツベルク/ベタニエン 、ベルリン、ドイツ
http://www.pj-fukushima.jp/info/docs/%C2%83x%C2%83%C2%8B%C2%83%C2%8A%C2%83%C2%93Flyer_Fuku%20shima_final.pdf
 
展示:「Hibino on side off side-日比野克彦展」
会期:2013年7月20日(土)ー10月6日(日)
会場:川崎市岡本太郎美術館、川崎
http://www.taromuseum.jp/index.htm
 
展示:「アートがあればIIー9人のコレクターによる個人コレクションの場合」
会期;2013年7月13日(土)ー9月23日(月)
会場:東京オペラシティアートギャラリー、東京
http://www.operacity.jp/ag/exh154/
 
 
パフォーマンス『ミライゲンシ FUTURE PRIMITIVE』
日時:2014年3月7日 20:00-20:30
ライブ・イベント:「COVERED TOKYO: PARK NIGHT, 2014」
パークホテル東京 25Fロビー
〒105-7227 東京都港区東新橋1丁目7番1号 汐留メディアタワー 25F 都営大江戸線・新交通ゆりかもめ「汐留駅」直結
COVERED TOKYO (KAYOKOYUKI / TALION GALLERY / nap gallery / HAGIWARA PROJECTS) 美術出版社 / パークホテル東京 / アートフェア東京 サントリー酒類株式会社 / 日本経済新聞 電子版
ARATANIURANO / Take Ninagawa / NANZUKA / MISAKO & ROSEN
HEAVEN HUG DESIGN / 20TN!
 http://www.coveredtokyo.com
 
 
インスタレーション『大地の消化不良』
コラボレーター:アリシア・キング(オーストラリア)、アンドレアス・グレイナー(ドイツ)カシミロ・ヴァレンティム・ペレイラ・ザカルノ(東ティモール)
津波により福島で散見した家屋の基礎部分から着想し、風景を歯の躯体として表す。水が循環し、紙おむつなどに使用される吸収剤のポリアクリレートやクリスタルが展示期間中に繁殖する。会場の窓は外され、粘菌が窓ガラスを用いて培養される。
 

 
展示:「トーキョー・ストーリー2013 第一章『今、此処』TWSクリエーター・イン・レジデンス・オープン・スタジオ」
会期:2013年03月09日(土) – 2013年04月29日(月)
会場:トーキョーワンダーサイト本郷、東京
https://www.tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2013/20130309-4700.html
 
 
パフォーマンス『ドグウニンゲン』
 

 
日時:2012年10月26日(金)
会場:国連大学前広場、東京
トーキョーワンダーサイト青山・クリエーター・イン・レジデンス
 
 
パフォーマンス、展示『ゲンシニンゲン.Cave』
 

 
会期:2012年6月3日(土)ー7月3日(日)
会場:シャトー2F、東京
主催:アートフル・アクション、オル太
https://artfullaction.net/gallery-event/ゲンシニンゲン-cave/
描く表現の起源と身体表現を重ねあわせたパフォーマンスが繰り広げられ、原始から現代、近未来へと時間が交錯する。3月渋谷WOMBで行われた「ゲンシニンゲン」の続編。
入場料:400円/パフォーマンス1000円(セレクトティー付き)
オープニングパーティー6月2日(土)18:00~参加費:1000円(軽食+ワンドリンク付き、入場料含む)
パフォーマンス日時
1日(金)19:00~パフォーマンス
2日(土)18:00~ オープニングパーティー/19:00~パフォーマンス
3日(日)19:00~ 
パフォーマンス/アフタートーク:ゲスト 佐々木敦氏(批評家/HEADZ主宰)
9日(土)19:00~パフォーマンス/アフタートーク:ゲスト 松井みどり氏(美術批評家)
10日(日)19:00~パフォーマンス
16日(土)19:00~パフォーマンス/アフタートーク:ゲスト 安齊重男氏(アートドキュメンタリスト/多摩美術大学客員教授)・O JUN 氏(画家/東京芸術大学准教授)
17日(日)20:30~パフォーマンス
 
 
パフォーマンス『ゲンシニンゲン』
 

 
ライブ・イベント:「弁慶 VS ゲンシニンゲン」
日時:2012年3月31日
会場: 渋谷 WOMB, 東京
LINE UP : オワリズム弁慶 , オル太 , 川染喜弘 , ディスク百合おん 
SONTON+ケンジル・ビエン +MS5SICK(浮舌大輔+TARO David)
OPEN:16:30 CLOSE :21:00 21:00
ADV : 2000¥2 DOOR :2500 ¥2,500
※入場時、別途ドリンク代500円頂きます
~タイムテーブル~
16:30 OPEN
17:15 川染喜弘
17:45 ディスク百合おん
18:15 SONTON+ケンジルビエン+MS5SICK (浮舌大輔+TARO David)
18:45 オル太
19:30 川染喜弘
20:00 オワリズム弁慶
21:00 CLOSE
音楽、アート、祭り、身体表現、ノイズ、サブカル・・・、ジャンルにとらわれない、クロスオーバーなアーティスト達による圧巻のライブパレード。
サウンドアクトが怒濤の空間をつくり出すこの合戦にジャンル無し。
最後にステージにたつのはだれなのか??

『ゲンシニンゲン、貝爺、ドグウニンゲン、ドキニンゲンの図』
2014
acrylic on canvas
1250 x 1250mm

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ドローイング『大地の消化不良』
2013
watercolor on paper
210 x 297mm

ドローイング『大地の消化不良』
2013
watercolor on paper
210 x 297mm

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ドローイング『ドグウニンゲン』
2012
watercolor on paper
210 x 297mm

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1-8:映像『ゲンシニンゲンードグウニンゲン』
2012-2013
9-12:インスタレーション『大地の消化不良』
2013/トーキョーワンダーサイト本郷 11-12 写真:安齊重男
13:パフォーマンス『ドグウニンゲン』
2012/国連大学前広場 写真:牧野智昇
14-16:パフォーマンス、展示『ゲンシニンゲン.Cave』
2012/シャトー2F 写真:安齊重男
17:パフォーマンス『ゲンシニンゲン』
2012/渋谷 WOMB


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performance

日本の絶景

2012 / SAITO Takafumi

木材、よしず、水、ホース、単管パイプ、他
(H)4500×(W)4300×(D)20200mm
2011年、海に流れてはいけないものが大量に流れ出た。 「今、海に着水しようものなら…」 千葉県の海水浴場から徒歩3分の場所で育った私は、震災以降なにかと海の事を考えていた。 2011年夏、海水浴客が激減するのではないか。学生時代アルバイトしていた海の家には人が入らないのではないか。 海の家と、観光地の忍者屋敷にあるからくり部屋(勾配がついていて平衡感覚を失い正常に歩くことが困難となる)からヒントを得て製作した歪んだ装置。そこに自ら沈み、歪んだ日常を眺め、思考する。
 
展覧会:2011年度多摩美術大学美術学部卒業制作展・大学院終了製作展
会期:2012年3月20日(火)ー3月23日(金)
会場:多摩美術大学八王子キャンパス、東京
 
展覧会:「日常の変容」展
会期:2012年3月26日(月)ー3月31日(土)
会場:BankART Studio NYC、横浜
https://sites.google.com/site/nichijounohenyou/home

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performance

蓑虫工房

2011 / House 2009- /

木板で覆われた大きな手作りの立体「蓑虫工房」の中に、一人、二人が代わる代わる入り、毎日プラ板絵やサイコロ、マッチに絵を描き制作する。
 
展示「黄金の郷愁 ーGolden Nostalgiaー」
会期: 2011年11月23日(水)~2011年12月25日(日)
オープニングレセプション: 2011年11月23日(水)15時30分~19時
会場:nap gallery、東京
http://napgallery.jp/en/artists/olta/
日本の農家にお馴染みのかかし、蓑虫、茄子、猪が登場。
都会の日常の中で時間と共に錆びれゆく田舎への郷愁が黄金に輝く。

写真:本城直季

写真:本城直季

写真:本城直季

写真:本城直季

写真:本城直季

写真:本城直季

写真:本城直季

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installation

performance

Youtube

つちくれの精霊

2011 / Soil 2010-2012 /

大通りに面したガラス張りの劇場のエントランスに巨大な灯籠祠や灯籠馬を制作。その内外でつちくれの精霊(埴輪、土偶、シャーマン、鈴人、繋ぐ人、閃光、間、茄子の精霊)が揺らぎ、生と死のはざまを表現する。
 

 
会期:2011年8月7日ー8月21日
会場:NHK横浜放送局/KAAT アトリウム
岡本太郎生誕100年『人間・岡本太郎』展関連企画、ヨコハマトリエンナーレ2011連携プログラム
 
パフォーマンス『古墳の精霊』
 

 
「代官山アートストリート:NOT AUTHORITY,BUT ART」
開催日時:2012年8月20日(月)~ 8月26日(日)9:30~21:00
※一部のプログラムは、開始時間/終了時間が異なりますのでご注意ください。
<パフォーマンス日程>
8月25日(土) 12:30/15:00/17:30
8月26日(日) 12:30/15:00/17:30
開催場所:旧山手通り周辺施設
(ヒルサイドテラス・代官山 蔦屋書店・デンマーク大使館・みどり荘・M・Aloha Table
その他代官山地区の協力施設等)
主催:代官山アートストリート実行委員会 http://d-art-street.org/
特別協賛:株式会社トヨタマーケティングジャパン

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1-5: NHK横浜放送局/KAAT アトリウム 写真: 安齊重男
6-10:NHK横浜放送局/KAAT アトリウム  写真: 神宮巨樹
11-12:猿楽塚古墳

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performance

Youtube

芋の心臓

2011 / House 2009- /

東日本大震災の余震が続く東京で、その振動から芋を大地の心臓に見立てる。芋が鼓動し、地中には血管のように蔓がのびる。パフォーマンス「二藤が流し、オル太が固まる」では、二藤建人が石膏をかけて流木と共にオル太を固める。
パフォーマンス:「二藤が流し、オル太が固まる」
コラボレーション:二藤建人
 

 
展示:「NEXT-TWS 10!年」
会期:2011年7月7日(木)ー10月2日(日)
会場:トーキョーワンダーサイト渋谷
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団トーキョーワンダーサイト

写真:©Tokyo Wonder Site

写真:©Tokyo Wonder Site

写真:©Tokyo Wonder Site

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performance

Youtube

つちくれの祠

2011 / Soil 2010-2012 /

土や藁、木、竹など日本の土俗的な材料を用いた壮大なインスタレーション。8人のメンバーが、兎、狗、鶏、茄子、隕石、穴、打つ人、生け贄美女としてお供え物になり、祠に奉られ、踊り、原始の祭り「一生供物」が行われる。
 
たゆたう怒りが世界を浸食する。土と藁に覆われたやぐらがお尻のつちくれを囲う。祠の「穴」をくぐると、やぐらの上から「打つ人」の音に「隕石」が共鳴する。祠を守る「狗」と「兎」が、走り、飛び跳ねる。お尻のつちくれには、お供え物に扮した「茄子」、「鶏」、そして「生け贄美女」が捧げられる。大地の怒りを沈めるために、オル太はお供え物や祠を守る万物に扮して秘かに踊り始める。
 
第14回岡本太郎現代芸術賞 岡本太郎賞
 

 
展示:「第14回岡本太郎現代芸術賞展」
会期:2011年2月5日ー4月3日
会場:川崎市岡本太郎美術館、神奈川
http://www.taromuseum.jp/index.htm
主催:川崎市岡本太郎美術館、岡本太郎記念現代芸術振興財団

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1: 写真提供: 川崎市岡本太郎美術館
2-6: 写真: 神宮巨樹

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performance

萌える山田とねこまんま

2010 / House 2009- /

インスタレーション『萌える山田とねこまんま』
 
会期:2010年6月19日(水)〜7月25(日)
時間:12:00〜19:00(金・土は20:00まで)
会場:アキバタマビ21・3331Arts Chiyoda、東京
 
関連イベント
オープニングパーティー「本気・CLUB☆稲作」
日時:6月19日(土)18:00〜20:00
 
シンポジウム「ごきげん☆YOU」
日時:7月3日(土)17:00〜19:00
パネリスト=さといも先輩(堀浩哉・多摩美術大学教授)×ねこまんま山田(椹木野衣)×オル太
 
http://www.akibatamabi21.com/exhibition/100725.htm

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1-12 写真:神宮巨樹

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installation

オル太の田

2010 / House 2009- /

田舎っぺに扮して、廃れた郊外の稲作をリメイクする。会場で育てられる作物(作品)は、雨乞いや奉納などの儀式を通じて、豊穣を願い、収穫されていく。稲作音頭では、田舎から都会に出てくる若者の心情を唄う。
 

 
第4回展覧会企画公募入選(トーキョーワンダーサイト)
会期:2010年3月6日(土)ー4月25日(日)
会場:トーキョーワンダーサイト本郷、東京
https://tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2010/20100306-5066.html
会期中不定期
■パフォーマンス・イベント  「雨乞い☆儀式」
稲作には欠かせないのが雨です。展示会場内にもその雨(スプリンクラー)を降らせようとオル太が試みるパフォーマンス・イベントです。
※オル太はほぼ毎日ギャラリーに滞在し、日々田植(制作)に励みます。
3月6日(土)17:00-19:00
■オープニングイベント 「CLUB☆稲作」
田舎のはちまき姿の親父達に扮した オル太が日本酒を飲みながら演歌またはポップスのカラオケを行います。
3月13日(土) 16:00-18:00
■アーティストトーク( 3 企画合同)
4 月25 日(日)  17:00-19:00
■クロージング・イベント  「奉納☆night」
最終日、展覧会会期中に育てた(制作された)作品を奉納袋に入れ、奉納(来場者にプレゼント) したり、神楽などの踊りを舞いながら、来場者と共に豊作を祝い、楽しみます。
 

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1-9: 写真: 加藤健 ©Tokyo Wonder Site